【母の日】贈り物のマナーとお母さんに喜ばれる心遣い
こんにちは。マナー・コミュニケーション講師の樋口智香子です。
母の日は、5月の第2日曜日。2021年は5月9日です。
世の中があわただしい昨今、お母さんに会いづらくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。こんなときだからこそ、贈り物で感謝の気持ちを伝えたいですね。
定番のお花ギフトもひと工夫
母の日ギフトの定番といえば、お花。ひと工夫として、以下のポイントで選んでみてくださいね。
1.カーネーション+お母さんの好みを反映
アレンジメントにする場合は、定番のカーネーションに加え、お母さんの好きな花を合わせるといいですね。義母に贈る場合「〇〇の花がお好きだと伺ったので」などのひと言を添えると丁寧です。
2.お部屋のインテリアに合わせるのもgood!
お部屋の様子がわかっていれば、お部屋に合うものにするというのもいいですね。置き場所も想像しながら、色やサイズを選ぶといいでしょう。
3.白いカーネーションはNG
一説では、白いカーネーションは「亡き母に贈る」という意味があります。アメリカの母の日の起源は、衛生活動家のアン・ジャービスの娘が、亡き母の追悼に白いカーネーションを用いたことに由来しています。今は様々な品種のカーネーションがあり、色も豊富ですが、あたたかみのある暖色系がお勧めです。
「手紙がうれしい」という声、多数!
ギフトにはぜひ、お手紙などのメッセージを添えてください。「手紙をもらうとうれしい」というお母さんは多く、なかでも手書きのメッセージは、ひときわ感動するようです。感謝の気持ちなど、普段、言葉で伝えるのが恥ずかしい、という方にもぜひ、お勧めです。
正式には、手紙を書くときには万年筆を使います。母の日のお手紙であれば、そこまで気にせずともよいですが、せっかくの機会ですので、感謝の気持ちを万年筆でしたためるのもいいかもしれません。とても味のある文字になりますよ。インクは黒または濃い青を選びましょう。
義母に贈るときに気をつけたいこと
ギフトには「目上の人に贈るのは不向き」とされているものがあります。特に、義理のお母さんに贈るときには、気にかけておくといいでしょう。
・商品券
おこづかいのような印象があり、見下されていると感じさせてしまうことがあります。
・文房具
「勤勉に働いてください」という意味があり、目上の人に贈るのは不向きとされています。
・履き物
スリッパや靴下などの履き物は「踏みつける」を連想させることから、目上の人に贈るのは不向きとされています。
ただし、これらもお母さんご本人が望んでいるのなら問題ありません。あまり神経質にはならず、知識として覚えておくといいですね。
以上、母の日のギフト選びのポイントと、贈り物をする際のマナーについてお伝えしました。
ぜひ、ご活用くださいね。
マナー・コミュニケーション講師
アカデミー・なないろスタイル
樋口智香子