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せまい玄関を最大限に使いこなした野球道具収納

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

我が家は子どもが4人、そのうち3人が中学校と小学校で野球をしています。

毎日、練習や素振りを頑張るのはいいことですが、玄関にバットやグローブが置きっぱなしになるのが悩みの種。

その都度バットは、靴箱を開けて傘と同じように中にしまうように伝えても、その時だけで、玄関はすぐに散らかってしまいます。大人の都合で、「玄関はキレイに!」といったところで、何も変わりません。

しかし、子どもに話を聞いてみると、バットを玄関に置きっぱなしにするのは、家の前の駐車場で素振りをするから。グローブが置きっぱなしになるのも手入れをして乾かしたいからと、子どもなりの理由がありました。

そこで、子どもたちの「バットをすぐに使って、掛けられるようにしたい」「グローブを乾かしたい」という願いを実現できるように子どもと考えた野球道具の玄関収納を今日は紹介します。

私や家族が何かの収納法を考える時は、画像検索をよく活用します。今回は、当時小学校6年生の長男が「玄関 バット 収納」と検索し見つけたお気に入りの収納を、実際に我が家流に再現してみることにしました。

狭い玄関に収納を作り、少しでもスッキリ見せるには

壁と同じ色の収納にする
奥行きの浅い収納にする
壁面を利用し、置くだけでなく、引っ掛けられるようにする

この3つがポイントです。

そこで、玄関扉のそばの壁面を利用することし、

壁面で利用できるツッパリ棚を購入しました。

しかしこれでは、バットをかけることができないので、

L字の棚受けを買い足し、バットの長さや大きさを考え取り付けました。

そうすると、このようにバットを掛けることができるようになりました。

ちなみに、野球バッグは、同じく玄関近くにある階段下収納の扉を開けて、置くだけにしています。

練習から帰ってきたら、まっすぐ自分の部屋向かうことができる子であれば、自分の部屋に野球道具を置くことを考えてもよいですが、我が家の場合は100パーセント、まずリビングに入ってきて、ダラダラします。

野球道具を自分の部屋へ持ち込む理由もないので、家に入ってきてリビングに入るまでに、すべての道具の指定席があるように考えました。

最近では、玄関にシュークロークなどのスペースがある家庭もありますが、スペースが限られている場合がほとんどだと思います。

壁面を上手に利用し、「置く」だけでなく、「引っ掛ける」などの収納を工夫することで、収納量はアップするだけではなく、大人も子どももどこに何があるかすぐわかる収納を実現することができます。

これは、野球道具でなくても、子どもの縄跳び、バドミントンなどの外遊び道具など、家に持ち込む必要のないモノの収納でも応用ができます。

子どもがつい出しっぱなしにしてしまうモノには、出しっぱなしにする理由があるかもしれません。頭ごなしに「片づけなさい!」と言うではなく、置くだけ、掛けるだけの簡単な収納を一緒に考えることで、少しでも自分のモノを大事に扱う習慣も身につくのではないでしょうか。

こちらの動画でも、玄関の野球道具収納を紹介しています。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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