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メッツの遊撃手が「20-20」に到達。大谷翔平に続き、今年2人目

宇根夏樹ベースボール・ライター
フランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)Jul 24, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月24日、フランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)は、シーズン20本目と21本目のホームランを打った。

 この2日前には、シーズン20盗塁に到達している。ホームランと盗塁のどちらも20以上の「20-20」は、現時点で30本塁打と24盗塁の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)に続き、リンドーアが今シーズン2人目だ。

 ホームランは、大谷の約3分の2ながら、リンドーアは、遊撃を守っている。

 昨シーズン、リンドーアは、「30-30」を達成した。31本塁打と31盗塁だ。今シーズン、メッツは、7月24日が101試合目。101試合で21本塁打と20盗塁を、162試合に換算すると、33~34本塁打と32~33盗塁。2シーズン連続の「30-30」となる。

 また、リンドーアのチームメイトであるピート・アロンゾは、7月24日に、こちらもシーズン20本目のホームランを打った。アロンゾが4回表、リンドーアは5回表(と8回表)だ。

 もっとも、アロンゾは、「30-30」どころか、「20-20」や「10-10」に達することもないだろう。今シーズンは、2盗塁しか記録していない。過去に、二桁盗塁のシーズンは皆無だ。

 なお、昨シーズン、「30-30」の達成者は、「40-40」のロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)を含めて4人いた。ホームランの多い順に並べると、41本塁打&73盗塁のアクーニャJr.、32本塁打&37盗塁のフリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)、31本塁打&31盗塁のリンドーアに、30本塁打&49盗塁のボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)だ。

 リンドーアに加え、ウィットJr.も、2シーズン連続「30-30」の可能性はある。ここまでに、18本塁打と23盗塁を記録している。あとの2人のうち、アクーニャJr.は、6月を迎える前にシーズンを終えた。フリオは、11本塁打と18盗塁。右足首を痛め、7月23日に故障者リスト入りした。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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