東急池上線「池上駅」から徒歩約4分の池上仲通り沿いに、ブックカフェ「in the LIBRARY（イン・ザ・ライブラリー）」が2024年8月23日にオープンしました。

ブックカフェとは、コーヒーやフードメニューを楽しみながら本を読むことができるお店です。「in the LIBRARY」は、「プライベートな図書室」をコンセプトにした、小さなブックカフェになります。

さっそく昼下がりにお店を訪れてみました。

扉や窓が開放されていて、爽やかな風が店内に吹き込んでいました。

床のレンガ色と、腰壁に施されたターコイズブルーのタイルの組み合わせが目を引きます。ナチュラルな木枠や植物がその色調にぴったり。

お店に入るとすぐに、本がずらりと並ぶスチールラックが目に飛び込みます。

オープンな店構えなので「何のお店なの？」と気軽にくる方がいらっしゃいました。お店の方や店主さんも笑顔で迎えてくれるので、とても入りやすい雰囲気です。

右手側のターコイズブルーのタイルで装飾されたカウンターで注文をします。

カウンターには、手作りの大きなパウンドケーキやクッキー、サブレが並んでいました。どれもとても美味しそうです。

メニューには、1杯ずつハンドドリップで淹れるオリジナルブレンドのスペシャリティコーヒー、紅茶、ソフトドリンク、アルコール、ホットドッグなどがあります。

今回は、アイスカフェラテとチーズドッグを注文し、外を眺められる窓際の開放的な席で待つことにしました。

アイスカフェラテ（600円）

可愛いヒゲの形をしたクッキーが添えられているカフェラテは、深煎りエスプレッソにたっぷりなミルクが注がれたもの。

一口目にしっかりとしたミルクのコクと苦味が口いっぱいに広がります。量も程よくたっぷりなミルクが、なんと言っても濃厚でクリーミー。何度でも飲みたくなるバランスの良い一杯です。

2杯目のドリンクは同じものにかぎり、半額で飲めるサービスもありますよ。

チーズドッグ（800円）

粉チーズが惜しみなくたっぷりとかかっていているチーズドッグは、極太のソーセージが香ばしいパンの上に鎮座しています。見た目からして食欲をそそりますね。

一口かじると、皮がパリッとした歯ごたえで、中からジューシーな肉汁がじゅわっとあふれ出しました。肉々しくほんのりスモーキーな風味が口いっぱいに広がり、満足感があります。

濃厚なトマトソースがソーセージとよく合い、ピリッとしたザワークラウトにはカレー粉が使われているため、アクセントが効いていました。

粉チーズは、スプーンでさらに「追いチーズ」して食べることもでき、食べ進めるうちにチーズがこぼれて口の周りにも付いてしまうほど。

「口の周りがチーズだらけが正解です。」と店主さんがニコリ。

ぜひ豪快に食べてみてください！

リピーターが多い理由

「in the LIBRARY」では、コーヒーやフード、スイーツを楽しみながら、本や雑誌を自由に読むことができます。持ち込みもOKで、さらに貸し出しも行っているのが特徴です。

読書に浸りおこもりしたい方は、壁に沿った席がオススメ。電球色の丸い照明が柔らかく灯り、リラックスしながら集中できる空間になっています。

窓際の席では、スイーツやコーヒーを片手に、ぼーっと過ごす贅沢な時間を楽しむのも良さそう。

窓の外には、商店街を行き交う地元の方々が見え、席の前にある木の葉がユラユラと揺れるのを眺めながら、ゆったりとした特別な時間が流れていきます。

本棚で思わず手に取ったのは、2003年に休刊した今ではもう手に入らない雑誌でした。他にも貴重な本や美味しそうなスイーツがあり、また訪れたいと思わせるお店になります。

特別な時間を提供してくれる貴重なブックカフェ「in the LIBRARY」。

現役編集者である店主さんが長年収集した約1,000冊ある雑誌や書籍とともにコーヒーやフードメニューを楽しむことができます。非日常のひとときを味わいたい方に、ぜひ訪れてほしい一軒です。