宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな！です。

お盆を迎え、旅館やホテルで過ごされている方も多いようです。今日は、もし宿でトイレが詰まってしまったら？という疑問にお答えします。

もし宿でトイレが詰まってしまったら？

もし宿でトイレが詰まってしまったら？

模範解答としては、すぐにフロントに連絡するとなります。何かの拍子に他の階に影響が及んだり、清掃や取り換えが必要になったりすると、（客側に責任がある場合は）高額の賠償責任を負うこともあるようです。

また、自己流で修理し、トイレや配管を傷つけてしまった場合も同様です。

宿でトイレが詰まる確率は？

そもそも宿でトイレが詰まる確率はどのくらいあるのでしょうか？

筆者は、老朽化した宿も含め、500件以上の宿泊経験があります。そのなかで、トイレが詰まったケースはわずか１件。あまり多く起きることではありません。

ここ20年は、宿を口コミで選ぶ人が増え、宿側も内装には敏感です。清潔感や満足度につながりやすい、部屋のカーペット（ホテル）、水回りは真っ先に修繕する場所です。

ただし、明らかに水流が少ない、弱いと感じる場合注意が必要です。また、ご存知の方も多いですが、紙類は、トイレットペーパー以外は水に溶けませんので、ポケットティッシュやウェットティッシュなどは流すことができません。

宿でトイレが詰まったときの応急処置は？

宿でトイレが詰まったとき、模範解答はフロントへの連絡です。

しかし、深夜帯でフロントが閉まっている、できればスタッフや同室の人の手を煩わせたくないという場合、応急処置も知っておくと便利です。特に、水があふれだしていない場合や、ユニットバスの場合は、多少時間に猶予があるでしょう。

まず、そのまま１時間待つという手があります。トイレットペーパーは水に溶けますので、自然に解決する場合があります。

つぎに、旅館によくある上の備品のうち、２つを組みあわせると応急処置が可能です。ちなみに、緑色の巾着（きんちゃく）袋のなかには、タオルと歯ブラシが入っています。

正解は、タオルと巾着袋。手にタオルを巻き巾着袋をかぶせると、スッポン（ラバーカップ）の代わりになります。ゆっくりと、押したり引いたりします。

トイレが傷つくリスクもほとんどなく、筆者もこの方法で修理に成功したことがあります（自己責任ということでご了承ください）。

なお、温泉地などを除き、ホテルには巾着袋の用意がない場合が多いです。その場合、ビニール袋を２重にするなどの代用が考えられます。

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