テレビやSNSで話題の「謎うなぎ丼」を試してみた!土用のうなぎの代用になるのか?料理家がジャッジ
突然ですが、最近テレビやSNSでも話題の「謎うなぎ丼」という商品をご存じですか?日清食品さんから発売されているインスタントカップのご飯もので、土用うなぎの日の前に話題になっているんです。先日イオンにいったら特設コーナーが設置されていて、購入することができました。
そこで今回は、「謎うなぎ丼」の情報や食べ方、料理家が食べた感想などを紹介します。本物のうなぎ丼と比べるとどうなのか?そのへんもレポートするので、参考にしてくださいね。
カップルードルよりも大きくて値段が高い
価格は1人前税込みで354円です。カップルードルよりも2まわりくらい大きく、重量もやや重いです。手に取ると、大きくてずっしりしている印象です。またフタの部分には、特製の甘辛たれの小袋がついていて、仕上げでかけて混ぜる仕様になっています。
調理前の謎うなぎの食感は?
開けてみると、山椒やうなぎのたれっぽい甘しょっぱい匂いがします。中には謎うなぎ、米、茶色の顆粒の3種類が入っています。3種類をそのまま食べてみると、下記のような印象でした。
■謎うなぎ⇒しけった煎餅のような食感、味はあまりしない、製品表示を見る限り原料は大豆たんぱくと思われるが豆のクセは感じない
■米⇒乾燥してカリカリしている、そのまま食べると硬い、非常食の水で戻すご飯に似ている、特に味付けはされていない
■茶色の顆粒⇒甘くしょっぱくたれの味、口の中ですぐに溶ける
作り方
パッケージに記載の説明通りに作ってみました。
①-特製甘辛たれを取り、フタを線まではがして開ける。
②-カップを横にふる。
※上の方に謎うなぎが集まってきます。
③-線まで熱湯を注ぎ、混ぜる。
フーズドライのなかの気泡が上がってきて、上面に泡がたまります。
④-フタをして5分まつ。
⑤-甘辛たれをかけて混ぜる。
想像よりもおいしい
調理すると、山椒と甘辛のうなぎのたれの香りが強くなりました。本物のうなぎ丼に比べると、もちろん異なる匂いも混ざっていて、香りもそれほど強くないのですが、結構おいしそうな香りです。
食べると甘辛のたれの味が良くて結構おいしいです。調理した謎うなぎは、高野豆腐を柔らかくしたような食感でした。軽くプリッとしつつも、表面のざらッと感もありました。製品表示から大豆ベースと思われるのですが、豆独特のクセはなく、甘辛の味付けで美味しく食べられました。
ごはんは、熱湯で戻してはありますが、全部が戻りきっておらず、くちゅッとした弾力を感じる食感です。ふやけきっておらず、粥のようになっていないのが良かったです。甘辛のたれが絡んでいるので、けっこう美味しく食べられました。
湯を注ぐ前にあった顆粒は全て溶けていました。粘性があるのでご飯の周りによく絡んでいて、ご飯をおいしく食べられました。
注いだ分の熱湯はごはんなどに絡むように計算されているようで、底に水分はたまっていなかったです。食べ終えた時に、汁が底に残ってはいませんでした。
本物のうなぎ丼の代用になる?
本題の本物のうなぎ丼の代用になるかについての私のジャッジは、「NO」です。でもうなぎ丼を食べているような気分、お得な気分になれました。税込み354円と本物のうなぎ丼の1割ほどの価格で、気分を味わえるので楽しんで食べられます。
私事ですが以前に、うなぎのかば焼きの代用のかまぼこを食べたことがあるのですが、味付けが好みではなく、食べきることができなかった経験があります。
このため、今回もあまり期待はしていなかったのですが、残すことなくおいしく食べられたのが意外で嬉しい結果でした。さすが大衆の味覚を熟知している日清さんだけに、うなぎ丼の再現でも、味付けがおいしかったです。
土用のうなぎの日にかかわらず、小腹がすいたときなどに普段から食べるのもありだと思いました。
まとめ
・謎うなぎは高野豆腐を柔らかくしたような食感
・代替品独特のクセなどはなくおいしく食べられる
・弾力のあるごはんに甘辛のたれがよく絡んでいる
・うなぎのたれが好きな人は小腹がすいたときにおすすめ
2024年の夏の土用丑の日は7月24日です。しっかり食べて、この夏を元気に乗り切れるようにパワーをチャージしてくださいね。他にも、気になる食品のレビュー記事を書いています。記事一覧からフォローいただくと、最新記事をいち早くチェックできます。