シーズン100イニング以上を継続中のトップ3は、西勇輝、小川泰弘、九里亜蓮。4位は5年連続の3人
昨年、100イニング以上を投げた投手は、50人を数えた。レギュラーシーズンが143試合の場合、100イニングは、規定投球回のほぼ70%に当たる。143×0.7=100.1。ちなみに、100.1イニングは100.3333…だ。
50人中2人は、10シーズン以上にわたり、三桁のイニングを継続している。西勇輝(阪神タイガース)は、一軍3年目の2011年から13シーズン連続。2018年までは、オリックス・バファローズで投げていた。
ただ、2023年の108.1イニングは、このストリークが始まって以来、最も少なかった。その前の12シーズンは、いずれも115イニング以上だ。2018年から続いていた規定投球回以上も、5シーズン連続でストップした。
継続中のシーズン100イニング以上が2番目に長い小川泰弘(東京ヤクルト・スワローズ)は、一軍1年目の2013年から11シーズン連続だ。スタートしたシーズンを一軍1年目に限ると、森下暢仁(広島東洋カープ)の4シーズン連続が、小川に次ぐ。
何年目にスタートしたかを問わず、3番目に長いのは、7シーズン連続の九里亜蓮(広島東洋カープ)だ。一軍4年目の2017年以降、どのシーズンも115イニング以上を投げている。
なかでも、2023年は両リーグ最多の174.1イニングを投げ、自己最多を大きく更新した。それまで、九里は、150イニング以上のシーズンがなく、2019年の149.0イニングが最も多かった。先発登板の平均イニングも、2023年は自己最多。6.2イニングを超えた。
100イニング以上のシーズンを続けている投手は、以下のとおり。
なお、継続している規定投球回以上のストリークは、山本由伸の5シーズンが最も長い。山本は、今オフにオリックス・バファローズからロサンゼルス・ドジャースへ移った。
山本に次ぐのは、4シーズン連続の髙橋光成(埼玉西武ライオンズ)だ。また、3シーズン続けて規定投球回以上の8人中、伊藤大海(北海道日本ハム・ファイターズ)は、このストリークを1軍1年目にスタートさせている。
規定打席以上のストリークについては、こちらで書いた。