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韓国女子射撃選手のオーラにイーロン・マスクも反応「アクション映画に起用を!」とビジュアルで大バズり

金明昱スポーツライター
パリ五輪射撃で銀メダルを獲得したキム・イェジ(写真:ロイター/アフロ)

 28日に行われたパリ五輪の射撃女子10mエアピストル決勝で、韓国のキム・イェジが銀メダルを獲得した。いま彼女はSNS上で大バズりしている。

 試合中のクールな姿と表情、オーラが「あまりにもカッコよすぎる」と言う声が世界各国で続出。実際に生で試合の中継をみた人たちがその姿を「X(旧Twitter)」などで拡散しているのだが、驚くべきことにあのイーロン・マスク氏まで彼女の姿に反応していた。

 彼女のプレーの映像を「X」で投稿したのは「Del Walker(デル・ウォーカー)」という人物。そこにマスク氏は「アクション映画にも射撃世界チャンピオンが出てくればカッコよさそうだ」、「彼女をアクション映画にキャスティングしなければならない。演技は必要ない!」と返信した。

 ちなみにマスク氏が反応した映像は、パリ五輪のものではなく、今年5月のアゼルバイジャンのバクーで行われた射撃ワールドカップの25mピストルの時のもの。キム・イェジは42点をたたき出し、世界新記録で金メダルを獲得している。

 確かに試合中はあまりにクールで、的を撃ち抜くときの鋭い眼差しと表情はアクション映画俳優の雰囲気が漂う。ただ、試合が終わればそれは真逆の姿で愛嬌たっぷりの笑顔を振りまいている。そのギャップにファンが急増していると思われる。

 ちなみに彼女は2018年に結婚して一児(長女)の母でもある。出産と育児で現役生活から離れていたが、19年4月に復帰。31歳で迎えるパリ五輪でまずは銀メダルを獲得したが、次にメダルを狙うのは得意とする女子25mピストル(8月2~3日)。5月に世界新を出したばかりの種目だけに金メダルへの期待が膨らむ。

撮影でポーズをとるキム・イェジ(韓国五輪公式プロフィールより)
撮影でポーズをとるキム・イェジ(韓国五輪公式プロフィールより)

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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