刺身は「濃い色を奥、薄い色を手前に盛って!」料理人からのお知らせ!そのワケとは
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「刺身」は好きですか?
お店で食べる刺身は、鮮度が良くて美味しいのはもちろんですが、何よりもその見た目がきれいですよね!
料理は「味覚」よりも、先に「視覚」で楽しむもの。
きれいに盛り付けられているだけで、食べる前からワクワクしてしまいますよね!
しかし、多くの方は「お家でもきれいに盛り付けてみたいけど、なかなかお店のようにはうまくいかない…」と感じていると思います。
スーパーで柵の刺身を買って、自宅で切り分けても、なんだかお店のようにきれいに見えない…。そんな風に思ったことがある方も多いかもしれません。
そこで今回は、料理人の私が「刺身をきれいに盛り付けるコツ」を2つ伝授します。どちらも簡単ですぐに実践できるものになっておりますので、刺身が好きな方はぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 濃い色を奥、薄い色を手前に盛る
- お皿の選び方
- まとめ
濃い色を奥、薄い色を手前に盛る
「刺身の盛り付け」で意外と知られてないのが「濃淡を意識した置き方」です。
『ん、濃淡を意識した置き方…?』と思った方もいるかもしれません。具体的に説明すると、「濃い色を奥、薄い色を手前に盛る」ということです。
例えば、色が濃い刺身(マグロやサーモン)をお皿の奥に配置し、色が淡い刺身(タイやヒラメ)を手前に並べるだけで、全体が締まった印象になります。
でもなぜ、この配置が効果的なのでしょうか?
それは、視覚的に奥行きが生まれ、刺身が立体的に見えるからです。色のコントラストによって自然と視線が奥から手前に流れるため、全体がバランスよく見えるのです。このテクニックは簡単で、特別な道具を使わずにすぐに実践できるのが魅力です!
お皿の選び方
次に大事なのが、「お皿の選び方」です。
お皿も、刺身の盛り付けを引き立てる重要な要素です!
例えば、刺身の色が鮮やかな赤やオレンジであれば、シンプルな「白いお皿」を使うことで刺身がより鮮やかに映えます。
逆に、白身魚のように色が淡い刺身には「黒いお皿」を使うと、コントラストが強調され、刺身が一層美しく見えます。
ここで気になるのが、『赤身と白身が混在している場合はどうすればいいの?』という疑問ですよね。
この場合は、「ガラス製のお皿」を使うのが私のオススメです。ガラス製のお皿は透明感があり、どんな色の刺身とも相性が良いのが特徴です。
お皿自体はあくまで背景であり、料理を引き立てる役割を果たします。華やかな刺身をより美しく見せるためには、シンプルな色を選ぶことがポイントです。あまり装飾のあるお皿だと、刺身の美しさが埋もれてしまうこともありますので、シンプルさを意識してみてください!
まとめ
- 色の濃淡を意識した配置で刺身を立体的に見せる。
- 濃い色を奥、薄い色を手前に盛るのがポイント。
- お皿の色選びも大切。赤身には白いお皿、白身には黒いお皿を使うと効果的。
- 赤身と白身が混在する場合は、ガラス製のお皿で刺身を引き立てる。