ロシア軍トラックは「Z」マークが多いので標的にしやすい

ウクライナ軍は2023年9月1日ににロシア軍が侵攻してからロシア軍の輸送車・燃料タンク8000台破壊を突破したことを発表した。

ウクライナ軍では2022年2月24日にロシア軍に侵攻されてから殺害したロシア軍の兵士の数、破壊した戦車、戦闘機など兵器の数をほぼ毎日公表している。

ウクライナ軍は2023年1月28日にロシア軍の輸送車・燃料タンク5000台破壊を突破、約3か月半後の2023年5月13日に6000台を突破。そして約2か月後の7月14日に7000台を突破。さらに2月弱で8000台を突破した。ウクライナ軍では2～3か月で1000台のロシア軍の輸送車やトラックを破壊しているが、今回は少し早いペースである。

ロシア軍の輸送車や燃料タンクの多くはウクライナ軍のミサイルやドローンで攻撃されて破壊されることが多い。小型民生品ドローンに搭載された爆弾を投下したり、ドローンごと突っ込んでいき爆発する、いわゆる神風ドローンで輸送車や燃料タンクを破壊している。特に燃料タンクは少量の爆弾でも投下すると大爆発するので、ドローンによる攻撃はコストパフォーマンスが高い。

輸送車は物資や兵器などロジスティクスに必要なトラックや乗用車などで、燃料タンク輸送車はロシア軍の戦車など最前線での燃料補給に欠かせない。

輸送車は最前線にいるロシア兵に必要な物資や燃料を送るための車両であり、それらを破壊することはロシア軍のウクライナでの命脈であるロジスティクスを絶つことになる。そのため輸送車はとても重要な標的で見つけ次第、すぐに破壊している。

爆弾を搭載した偵察・監視ドローンが輸送車や燃料タンクを探知したら、すぐに攻撃したり、爆弾を投下することができる。また神風ドローンで標的のトラックや輸送車などを発見したら突っ込んでいき爆破させている。ロシア軍はトラックや乗用車にロシア軍の象徴である「Z」のマークをつけて走っていることが多いので標的にしやすい。またロシア軍の塹壕近くや基地周辺に停車している輸送車をドローンから爆弾を投下したり、神風ドローンで突っ込んだりしてよく破壊している。

▼停車中のロシア軍のトラックに神風ドローンで攻撃をするウクライナ軍

▼ウクライナ軍の公式SNS