今世紀の通算勝利ランキング。100勝以上は19人。トップ3は石川雅規、涌井秀章、和田毅
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昨年の最終登板で、和田毅(福岡ソフトバンク・ホークス)は、通算150勝に到達した。これは、2014~15年にメジャーリーグのシカゴ・カブスで記録した5勝は含めず、2003~11年と2016年以降に日本プロ野球の福岡ダイエー/福岡ソフトバンクで挙げた白星のトータルだ。
通算150勝は、歴代50位に位置する。今世紀の白星に限ると、183勝の石川雅規(東京ヤクルト・スワローズ)と154勝の涌井秀章(中日ドラゴンズ)に次ぎ、3番目に多い。
彼らを含め、今世紀に入ってから100勝以上を記録した投手は、19人を数える。そのうちの4人、三浦大輔、西口文也、黒田博樹、清水直行は、20世紀にも白星を挙げた。例えば、三浦の場合、20世紀の60勝と21世紀の112勝で、通算172勝だ。
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また、今世紀の100勝以上のなかには、メジャーリーグでも白星を挙げた投手も、4人いる。こちらは、和田、田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)、岩隈久志、黒田がそうだ。いずれも、メジャーリーグで投げるために日本プロ野球を去った時点の通算勝利は、そうかけ離れていない。田中が99勝、黒田が103勝(20世紀に21勝と21世紀に82勝)、和田と岩隈は107勝だった。ちなみに、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)と前田健太(ミネソタ・ツインズ)が日本プロ野球で挙げた白星は、それぞれ、93勝と97勝だ。
なお、現時点で日本プロ野球の球団に在籍している、現役投手のなかでは、小川泰弘(東京ヤクルト)が100勝に最も近い。昨年と同じ8勝を挙げると、ちょうど100勝となる。これまでの10シーズン中、小川が8勝未満に終わったのは、5勝の2019年しかない。2016~18年は、3シーズン続けて8勝だった。
今世紀に入ってから200本以上のホームランを打った選手については、こちらで書いた。