今世紀の本塁打ランキング。400本以上は中村剛也と阿部慎之助の2人。200本以上は33人
※数値に誤りがあったため、訂正いたしました。ご指摘いただき、ありがとうございます。
今世紀に入ってから、200本以上のホームランを打った選手は、33人を数える。3分の1の11人3分の1以上の13人は、20世紀にデビューした。なかには、20世紀に100本塁打以上と21世紀に200本塁打以上の選手もいる。タフィー・ローズの場合、1996~2000年に136本塁打、2001~05年と2007~09年に328本塁打なので、20世紀に100本塁打以上と21世紀に300本塁打以上だ。
ローズが2001年以降に記録した328本塁打は、今世紀の本塁打ランキングの5位6位に位置する。トップ2の中村剛也(埼玉西武ライオンズ)と阿部慎之助は、400本塁打以上だ。2003年にデビューした中村は、翌年7月24日の初本塁打からここまでに、454本のホームランを打っている。阿部は、2001年からの19シーズンに、406本塁打を記録した。
中村の本塁打王6度に対し、阿部はゼロだ。リーグ2位が2度。2009年の32本塁打はトニ・ブランコと7本差、2012年の27本塁打はウラディミール・バレンティンと4本差だった。2012年は打率.340と104打点を記録し、二冠王となっている。また、2007年の33本塁打は5位ながら、本塁打王を獲得した村田修一との差は3本しかなかった。44本のホームランを打った2010年は、チームメイトのアレックス・ラミレスと5本差の3位に位置した。
20世紀に400本塁打以上を記録した選手は、13人いた。最初に400本塁打に到達したのは野村克也(1968年7月12日)、13人目は清原和博(2000年7月11日)だ。ローズのように、20世紀と21世紀を合計すると400本塁打以上になる5人は、ここには含めていない。
今世紀は、まだ4分の3以上が残っているが、400本塁打以上を記録する選手の人数は20世紀より少なくなるかもしれない。例えば、村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)は、これまでに160本のホームランを打っていて、来月の誕生日を迎えてもまだ23歳だが、あと240本を積み上げて400本塁打に達する前に、日本プロ野球を離れ、メジャーリーグへ移る可能性が高い。そうなると、メジャーリーグから戻ってこない限り、日本プロ野球におけるホームランの本数は増えない。
なお、20世紀に100本以上&21世紀に100本以上の選手については、こちらで書いた。