山の中に佇む一軒のカフェ「Cafe をと」。緑に囲まれ、エネルギーを感じる場所です。ここでは体に優しいオーガニック素材を贅沢に使ったスイーツやドリンクが楽しめます。しかし、このカフェの魅力はそれだけにとどまりません。そんな「Cafe をと」に行ってきました。

・空間すべてが心に優しい作り

店の扉は、オー・ヘンリーの短編小説「緑の扉」を連想させます。あれは大都会、マンハッタンが舞台ですが。

店内は無垢材の木目が生かされた落ち着いた作りで、窓からはテラス越しに広がる緑が楽しめます。

・メニュー

スイーツのメニューは日替わりで、インスタグラムで最新情報をチェックできます。その中からいくつか紹介します。

・ブルーベリーとクリームチーズのマフィン

甘さもあっさりして食べやすく、ブルーベリーとクリームチーズの相性も◎。小腹空いてる時にもオススメの、満足感のあるボリュームです。

・ブルーベリーのスムージー

おすすめのドリンクで、オーガニックのブルーベリーを使用しています。ブルーベリーの果肉が完全に消えておらず、口の中で楽しめるくらいの大きさなので、素材の好さがより伝わります。

・ピーナッツバターアイス

濃厚な舌触りで、ピーナッツ好きに満足の味。ピーナッツ特融のしっとりとした歯ごたえが魅力。

・ソイカプチーノ

コーヒーのコクがしっかりと感じられるカプチーノです。甘さと苦味が混ざり合うのでなく、同居している感じでしょうか。新鮮な感覚でした。

・ほんものセンターで販売

ブルーベリーマフィンを初めとするスイーツ類は「ほんものセンター」でも購入可能です。この写真のパッケージが目印です。

・自然素材へのこだわり

オーナーのキャサリン(中村未央子)さんは、メニュー全てに自然素材を使用し、体に良いものを提供しています。採算度外視と言っても過言ではないほどのこだわりです。それには理由があります。

・オーナーは現役ボイストレーナー

キャサリンさんは東京でボイトレ(ボイストレーニング)の講師として、第一線で活躍されている方。芸能人も輩出しています。しかし最近の生徒を見ていると、心の浮き沈みが激しいように感じていたそうです。そして「原因は食にあるのでは？」と考えたそうです。その答えから食育やマクロビ(マクロビオティック)を教えることも始めたそうです。

・綾町への移住

旦那さんは隣の小林市出身で、その関係で綾町を知りました。有機栽培の町として知られるこの町に魅了されて2023年に移住。現在は東京と綾町の二拠点生活を送っています。

・カフェを活動の拠点に

キャサリンさんは宮崎でもボイストレーニングやファスティング(断食)など、様々なワークショップを行っています。カフェはその活動拠点となっており、多くの人に健康と新たな才能を提供しています。今後はライブイベント、宿泊施設の展開も計画しています。これからの活動にぜひ注目しましょう。