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恐ろしきかな。【嫌いな人がいると、潰そうとする人たちの生態】

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

私は、生まれつき性格をずっと研究している心理カウンセラーです。

さて、今日のお題は、「嫌いな人がいると、潰そうとする人たちの生態」ですが、実は、「嫌いな人を目の前にしたら、どうするか?」については、生まれつき、ほぼ決まっています。

行動は次の3通りです。
1.潰す。相手を叩きのめす。2度と自分に生意気な口を利かないよう、とことん攻撃する。
2.逃げる。避ける。遠ざかる。なるべく関わらないよう、心掛ける。
3.仲良くしようとする。近付く。距離をつめる。仲良くなってしまえば、嫌いな人が嫌いでなくなる…という理屈です。

今、3つ言いました。

1の「潰す」は、攻撃タイプです。
おじいさんタイプ(エニアグラムのタイプ5)、お父さんタイプ(エニアグラムのタイプ8)、お母さんタイプ(エニアグラムのタイプ2)が、攻撃タイプに該当します。

2の「逃げる」は、防御タイプです。
長男タイプ(エニアグラムのタイプ7)、長女タイプ(エニアグラムのタイプ1)、末っ子タイプ(エニアグラムのタイプ4)が、防御タイプに該当します。

3の「仲良くする」は、調和タイプです。
おばあさんタイプ(エニアグラムのタイプ9)、二男タイプ(エニアグラムのタイプ3)、二女タイプ(エニアグラムのタイプ6)が調和タイプに該当します。

今、3タイプそれぞれの行動を、極端にご紹介したわけですが、誰もが今言った3つ(攻撃タイプ、防御タイプ、調和タイプ)の、いずれかに属します。

あなたは、どれですか?
攻撃タイプ、それとも防御タイプ、はたまた調和タイプ?

私(竹内成彦)は、防御タイプです。嫌いな人には、極力近付かないようにします。嫌いな人に対しては、避けます。逃げます。距離を置きます。そういう行動を取ることが多いです。

防御タイプの私は、たとえ相手のことが嫌いであっても、攻撃するなんてことは、よほど精神状態が悪くない限りは、基本、考えられません。攻撃して、反撃されるのが非常に怖いからです。攻撃して、相手との関係がますます悪くなるのが、非常に嫌だからです。

防御タイプの私には、嫌いな人と仲良くしようという発想が、基本ありません。嫌いな人を好きになろうと努力すると、具合が悪くなります。嫌いな人の長所を探そうとすると、気持ちが悪くなってしまいます。だから、極力、避けようとするのです。

さて、世の中から「いじめ」というものが、なかなかなくならないのですが、いじめを起こす人のほとんどは、攻撃タイプです。彼らは、自分の気に入らない奴、嫌いな奴、弱そうな奴を見ると、攻撃したいという欲求がムラムラと沸いてしまうものなのです。

私(竹内成彦)は、防御タイプですから、基本、嫌いな人からは距離を置こうとします。よって、よっぽど精神状態が悪くなれば別ですが、嫌いな人をいじめるようなことはありません。

同じく、私と違う調和タイプの人も、人をいじめるようなことは、基本、ないでしょう。

人をいじめる人のほとんどは、攻撃タイプです。
彼ら攻撃タイプは、よっぽど精神状態が良くなれば別ですが、嫌いな人を見ると、その人に対し、基本、ファイティングポーズを取ります。それが彼らの特徴です。やられたらやりかえす、倍返しだ、泣き寝入りはしない…、という考えの持ち主が攻撃タイプです。

マウンティングという言葉があります。これは、「優位を示す」という意味ですが、攻撃タイプは、マウンティングされたら許しません。高確率で、マウンティングし返します。相手がギャフンと言うまでやり続けます。そう、嫌いな人や自分の上に立とうとする人を潰そうとするのは、攻撃タイプの大きな特徴なのです。

攻撃タイプは、嫌いな人を潰そうとする。
防御タイプは、嫌いな人を避けようとする。
調和タイプは、嫌いな人とも仲良くしようとする。
と、今日は3つの行動パターンを紹介したわけですが、実際は、こんな単純なものでは勿論ありません。

潰す、避ける、仲良くする、の3つの戦略を、時と場所と場合に応じて、縦横無尽に上手に使い、人間関係を気持ち良く円滑にこなしていく…というのが、健康的な人間の姿です。

というわけで、今日は以上です。
自分や隣人の「気質=生まれつき性格=キャラ」を知りたい方は、どうぞお近くのキャラ診断アドバイザーの元をお訪ねください。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。

心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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