河原などに自生する雑草ヤブカンゾウは万人受けする癖のない美味しい野草・茹でて酢味噌で食べるのがお勧め
ヤブカンゾウとは
ヤブカンゾウはユリ科の多年草でワスレグサと呼ばれる事もあります。
ヤブカンゾウに目立った茎はありません。
地面から直接生えた葉が幾重にも重なった構造をしています。
夏にユリに似たオレンジ色の花を咲かせます。
似た種にノカンゾウがありますが、ヤブカンゾウの花は八重咲きである事で見分けが付きます。
但し、花の開花前の葉の状態を見ただけでは見分けがつかない事が多いです。
ヤブカンゾウは河原などの道端や藪に多く、ノカンゾウは山林の道端に生えていることが多いのですが、野草として食材にするならどちらも同じように利用できます。
ヤブカンゾウを採取する
食材として利用する時は若い芽の根元の白い部分を使います。
かなり成長したものでも根元の白い部分だけなら食すことが出来ます。
採取する時は地中に広がるヒゲのような糸状の根の部分の直ぐ上から切取って持ち帰ります。
ヒゲのような根を残して採取すればそこからまた新たな芽が出ますので絶えることはありません。
調理しましょう
持ち帰ったら外側の汚れた葉は取り除きます。
緑に色付いた長く伸びた葉も切り取ります。
このように根元付近の白い部分だけにします。
熱湯で約1分間茹でます。
茹で上がったらザルに入れて粗熱を取ります。
粗熱が取れたら食べやすい大きさに切れば出来上がりです。
酢味噌を付けて食べるのがお勧めです。
味は長ネギの白い部分からネギ特有の風味を取り去った、みたいな感じです。
滑らかな舌触りと、ほんのりした甘みに僅かな青葉の風味が持ち味、と言ったところでしょうか。
際立った癖が無いだけに万人受けする野草です。
茹でるほかに天ぷらでも美味しく食べる事が出来ます。
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