じつはメーカーNG!重曹はダメ?洗濯機に入れてはいけないモノとは?
汗をかく夏は、洗濯物が増えやすい季節ですね。最近では洗剤の種類も増え、選択肢が広がっています。さらに、ナチュラルな洗濯がしたくて、重曹など洗剤以外のアイテムを使う人も。環境負荷も少なくいい方法な気がしますが、じつはNGなことをご存じですか? 元家政婦でプロ主婦の筆者が、洗濯機に入れてはいけないモノをご紹介します。
重曹は入れてはいけない
洗剤代わりに重曹を入れることはNG。まず、洗剤よりも洗浄力が落ちます。そして、洗浄力を補うためにたくさんの重曹を入れると、溶け残りが発生することがあり、排水経路を詰まらせる可能性がありますよ。また、水道水中のミネラルが多い地域で使うと、固形化する恐れも。排水ホースが詰まるなどのトラブルに繋がります。
洗濯ではなく、洗濯機の掃除などお手入れには重曹が使える場合もあります。その際は、適切な量を守り、使用後はよく洗い流すことが大切です。取扱説明書をよく読んでから使いましょう。
クエン酸は入れてはいけない
柔軟剤代わりにクエン酸を使う方法もありますよね。しかし、これもNG行為。自動投入口のお手入れ方法で、クエン酸を使うことが取扱説明書に書いてある場合もありますが、あくまでもお手入れ時に使用料を守って使うのが前提。毎回の洗濯で使えるわけではありません。
酸性であるクエン酸は、洗濯機の金属部分を腐食させる恐れがあります。サビが発生するなどのトラブルが起きることも。同じ理由で、酢を使うこともNGです。
ドラム式では「天然油脂の粉せっけん」を入れてはいけない
無添加の粉せっけんなどを愛用している人も多いと思います。縦型洗濯機で、よく溶かして使う分には問題がありませんが、ドラム式洗濯機では「天然油脂の粉せっけん」は使えません。溶け残りが排水ホースに詰まり、水漏れなどのトラブルを招く可能性がありますよ。
メーカーHPや取扱説明書に明記されています
これらのNGアイテム、じつはメーカーHPや取扱説明書にきちんと明記されています。なんとなく「ナチュラルな成分だから大丈夫だろう」と使い続けると、洗濯機が壊れてしまう恐れも。使う前に、取扱説明書などをよく確認するようにしましょう。
洗濯機の故障につながるモノは入れないようにしよう
ナチュラルなイメージのある重曹やクエン酸ですが、排水を詰まらせたり金属部分を錆びさせるなどの可能性があります。また、洗濯機が故障した際、推奨されていない使い方をしていたら、保証期間内であっても自費修理になる場合も。メーカーが禁止にしているモノは、使わないのが得策ですよ。
※掲載当時の情報です。現在とは異なる場合があります。
※個人の体験、見解を含みます。
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