【小田原市】アップサイクルで生まれた海のようなブルーが美しい「グラスキャリコ」
今回はガラス作品をご夫婦お二人で制作・販売している「グラスキャリコ」をご紹介します。
以前、私もこちらでランプシェードをオーダーしたことがあったのですが、とても素敵に作っていただき、その後もSNS等で作品を拝見しては毎回うっとりと見入っています。
店舗兼工房は、国府津駅から国道1号線を二宮方面に向かった海沿いにあります。駅からだと徒歩20分程度。お店前には駐車スペースもあります。
そんな中、先日は前回の記事でも紹介したTAMAYURA PORTOの二階にて、「二人展」というグラスキャリコの展示会(6月7日〜6月13日)が行われていたので、作品とそれにまつわるお話をいろいろと伺ってきました。
これまでは主に旦那様が制作をされていましたが、今回は初めて奥様の作品も並びご夫婦の作品が揃うその名の通り「お二人」の初の展示会となったとのこと。私も初めて奥様の作品を目にしたのですが、どれもかわいらしくて癒しとなるような作品ばかり…!
色や形も柔らかい印象のものが多く、ちょっとしたスペースにも置けるようなサイズ感といい、生活に癒しをくれるような作品がずらりと並んでいました。
これまではアシスタントとして旦那様の制作をサポートされていたとのことですが、今後ますます奥様の作品にも注目です!
そして、この時期にぴったりな風鈴も多く展示されていました。見た目のガラスの透き通る涼しげな表情だけでなく、ガラスが奏でる音色も優しい音で、暑い夏でも心地よさを感じさせてくれるような風鈴です。
さらにグラスキャリコを代表する「キャリコブルー」と名付けられた青いガラスの作品も多数並んでいました。私もブルーが大好きですが、これだけ濃淡の幅広いブルーを見るとテンションが上がります!
この青を基調とする「キャリコブルー」のガラス作品、もともとは色をつけてしまった後の使えなくなったり、失敗品のガラスを再利用して作ったものとのこと。「素材はできるだけ無駄にせずに使い切りたい」という思いから、色のついてしまったガラス(鉱物)を溶かしたところ薄いブルーになり、そこからあらゆるブルーのブレンドを制作し始めたんだそうです。
さらに「キャリコブルー」を制作していく中で、ある時ブルーの中にうっすらと黄色く光る色を発見したのだそう。その色を生み出すブレンドを見つけ、このように光る作品を「NEO」(ギリシャ語で「復活」を意味する)と名付け作り続けていらっしゃいます。
後日、店舗兼工房にもおじゃまさせていただきました。
熱い窯から出てくるのはまだ炎を帯びたような赤い姿。
これが時間を追うごとにどんどんと色も形も変わっていくのは、見ていても本当に面白いです!
現在は展示会も全国各地で開催されることが多く、多忙を極めているお二人。制作が立て込んでしまいなかなかお店に立てなかったり、展示会で不在のこともあるので、お店に行かれる際には事前にお問い合わせをしてみてください。また、在庫がないこともあるので、もし気になっている作品が具体的にあればぜひ合わせてご確認くださいとのことでした。
事前予約は必要ですが、ぜひ見るだけでも気軽に来てもらいたいとおっしゃいます。
まだまだここには書ききれないほどの素敵なお話をたくさん聞かせていただきました。
ガラスへの情熱を強く持ちながらも、気さくで温かいお人柄のお二人。魅力的な作品をぜひ見に来てみてくださいね!