毎日暑い日が続きますが、みなさん体調を崩されていないでしょうか。

さて、今回は今月8/11にオープンしたばかりの「カフェ＆ラウンジphoton」をご紹介します。こちら、実はTipy records innというゲストハウスが新しくオープンしたカフェ＆ラウンジなのです。

Tipy records innは、小田原駅東口から徒歩3分ほど、東通り商店街からすぐの場所にあるゲストハウスです。今回新たにオープンしたカフェ＆ラウンジの建物を含め全4棟が宿泊場所としてこのエリアにあります。個人的にも以前住んでいた場所に近く、通勤時の駅へ向かう近道として利用していた小道沿いにTipy records innがあり「なんだかおもしろそうなところだなぁ」といつも横目で通り過ぎていたエリアでした。

駅近とはいえ、住宅も多く少し落ち着いた雰囲気。細い路地からさらに奥に進むと、古民家の建物ながら真新しい扉が見えてきました。扉を開けるとすぐにカウンター席が目に飛び込んできます。

カウンターの反対側には、靴を脱いで上がれる小上がりのスペースが。壁にはゲストハウスの名前にもある通り、たくさんのレコードがディスプレイされています。

こちらがオープンする前には、同じように宿泊者のチェックインを行うラウンジがありました。しかし、建物の都合上立ち退きを余儀なくされ、今回バージョンアップしてこちらのカフェ＆ラウンジがオープンしたのです。

早速カウンター席に座り、メニューを見せていただきました。オススメのスイーツは「自家製ジャムのチーズケーキ」。小田原といえば、梅が有名ではありますが、チーズケーキに添えられているものは初めて目にしました。梅ならではの甘酸っぱさでさっぱりといただけそうです。

同じく「梅ソーダ」もおすすめ。カルダモンやシナモンを使った自家製のクラフト梅ソーダで、少しスパイシーに仕上がっているとのこと。

そして、カフェタイムのオススメは淹れ方の種類が豊富なコーヒー。「コールドブリュー」「ハンドドリップ」「エアロプレス」とがあります。

オススメはラテ。「エアロプレスラテ」をいただきました。その名の通り手でプレスしてコーヒーを抽出するそうです。すっきりとおいしいラテです。

そしてもしミルク好きであれば「ミルクブリュー」もおすすめ。水を一切使っていないので、酸味が出にくくミルク本来の甘みがより引き立てられているコーヒー。またラテとも少し違った味わいを感じられます。

コーヒー豆は、スズアコーヒーのTipyブレンドと、こちらのスタッフの方が焙煎されているufufu coffeeの2種類があります。「エアロプレスラテ」はスズアコーヒー（Tipyブレンド）、「ミルクブリュー」はufufu coffeeと豆も違うこともあり、飲み比べてみるのもおもしろいかもしれません。

そして17時からはバータイム。メニューは日によって多少異なるようです。

この日のメニューはどれもお酒が進みそうで、この季節にぴったりのメニュー。

また、この時期のお酒のオススメは「青みかんサワー」。みかんの季節といえば一般的に寒い時期ですが、この時期にしっかりとみかんが美味しく育つように間引くために取ってしまう青いみかんがあるのだそう。その青みかんを存分に使ったサワーはフレッシュな香りが暑い夏にぴったりな一杯になっているのだそうです。

最後にゲストハウスのお部屋も見せていただきました。築70年以上の古民家をリノベされた建物ですが、古民家の良さが存分に活かされています。旅行者でなくても宿泊してみたい！　ちなみに宿泊の方は、レコード（またはCD）を寄贈されると500円のキャッシュバックがされます。

ゲストハウスというと旅行者のイメージがありますが、こちらのカフェ＆ラウンジは旅行者はもちろん、地元の人でもふらっと立ち寄れる空間。あらゆる価値観が交わりコミュニケーションが生まれる場所がコンセプトとのこと。宿泊者にとっても、ただの宿泊施設としてだけでなく、このラウンジを新たな接点が生まれる場として活用してもらいたいと代表のコアゼさんはおっしゃいます。

またスタッフの方々は本業を持っている方も多くいらっしゃるのだとか。デザインに音楽、ものづくりなど分野もさまざま。それぞれの得意分野を生かしたポップアップなどのイベントも今後この場所で開催されていく予定とのこと。

取材した週の週末にも日本酒イベントを開催していました。今後もワクワクするような気になるイベントもあるかもしれませんので、要チェックです！

まずはぜひ一度ふらっと立ち寄ってみてくださいね。