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ASD【得意なこと3選】自閉スペクトラム症の優れた特徴【保育士ママが漫画でわかりやすく解説】

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

こんにちは。発達支援サポーターの『夢 カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。

前回ご紹介したように、ASD(自閉スペクトラム症)の人は、子どもの頃から強いこだわりを持ち、人との関わりでトラブルを起こすことがよくあります。

しかしその逆に、ASDの特性を強みとして活躍する人もいます。

今日はASDの良い面にフォーカスして、ADSの人の得意なことを、イラストを交えて順に紹介していきます。

1. ルーティンワークが得意

ASDの人は、いったん自分で決めた"マイルール"には徹底的に従います。

そして自分に興味のあることなら、たとえどんなに退屈な繰り返しの作業でも、超人的な継続力で行うことができます。

『毎日同じルーティンを繰り返すことで安心する』というASDの特性があるからです。

このような特性を活かして、人並外れた運動能力や、職業技術を獲得していく人もいます。

2. 探求心が強く没頭する

ASDの人は、自分が興味のあることに没頭し、深く探求することができます。

ただ、興味の対象は様々です。

そのテーマが時流に合っていれば、『〇〇博士!』と呼ばれて、尊敬されることもあります。

その反対に、人から全く評価されないことでも、周りの目を気にせず熱中する人もいます。

流行に左右されず、ブレないで好きなことに没頭する性質は、長い目で見れば大きなメリットがあります。

その熱心さが、それまで誰も考えることさえなかった、素晴らしい発見や発明に繋がるかもしれません。

3. 周りに流されない

ASDの人は、自分の思いをストレートに話します。

そして、自分が正しいと信じることを、周囲を気にせず実行する気質があります。

そのため『空気を読むことが苦手』だと思われています。

しかしそれは、学校や会社でよくある、同調圧力に屈することなく行動できるということでもあります。

社会では、決して多数派が正しいとは限りません。

正しくないことに、嫌々付き合っている人が多いという現実もあります。

周りの雰囲気に流されずに、「おかしい」と思ったことを「おかしい」と言える人は、ある意味、社会にとっての貴重な財産だとはいえるのではないでしょうか。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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