【英会話】「He is a bad apple」ってどんな意味?
こんにちは、せいたろーです。
カナダ、バンクーバーに3年間留学していました。
現在は英会話講師として働いています。
留学中、クラスにいつもふざけて真面目に授業を受けない生徒がいました。
そんな彼に先生が「He is a bad apple」と一言。
"He is a bad apple"
直訳すると「彼は悪いリンゴです」???
これでは意味が通じませんね。
"apple"を使った英語特有の言い回しです。
今回はこの「bad apple」の意味と日常会話での使い方についてご紹介します。
He is a bad apple 「彼は問題児だね」
"bad apple"は「悪いリンゴ」ではなく、「周りに悪影響を与える人」のニュアンスになります。
この表現は「一つの腐ったリンゴが箱全部のリンゴをダメにする」という事から来ています。
例文1
A : He's always messing around.(彼っていつもふざけてるよね)
B : Yes, he is. Actually, he is a bad apple.(うん、正直問題児だよ)
例文2
A : How are your team members doing ?(チームのメンバーはどう?)
B : Most of them are good, but there's one bad apple causing trouble.(ほとんどは良いんだけど、一人だけ問題を起こす厄介者がいるんだ)*cause : 原因となる
他に"apple"を含んだこんな表現もあります。
The apple of my eye 「とても大切な人/物」
ここでは良い意味で使われます。
"apple"は、もともと「瞳」(目の中心にある黒い部分)を指していました。
昔の人は瞳を球体である「リンゴ」と表現し、瞳は視力にとって重要で大切な部分であることから、「the apple of one's eye」は「大切な物」という意味で使われるようになりました。
例文3
A : Your daughter is so cute !(娘さん、とても可愛いですね)
B : She is the apple of my eye.(私の宝物なんです)
例文4
A : Why are you using the old watch ?(どうしてその古い時計を使っているの?)
B : My father gave it to me, so this watch is the apple of my eye.(父がくれた物で、僕の大切な物なんだ)
まとめ
・He is a bad apple 「彼は問題児だね」
・The apple of my eye 「とても大切な人/物」
"apple"を含んだ面白い英語表現ですね。ぜひ覚えておいてくださいね。
今回の記事が少しでもご参考になれば嬉しいです。
最後までありがとうございました。