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【シャインマスカットを超えた】最高のぶどうを八百屋が紹介します

青髪のテツ八百屋歴14年|野菜のプロ

八百屋歴10年の青髪のテツです。

10月に入り、ぶどうや梨、いちじくなど秋の果物の売り場面積が広がってきましたね。

秋が旬の果物の中でも、圧倒的な人気を誇るシャインマスカット。私も最初にシャインマスカットを食べたときは感動しました。

ただ、最近新品種を食べ比べているときにそれを超える感動的な出会いがありました。それは「クイーンルージュ」という品種です。

そこで今回はクイーンルージュの特徴を紹介していきます。

クイーンルージュとは

クイーンルージュとは「シャインマスカット」と「ユニコーン」を親にもつ長野県で生まれたぶどうの品種です。

生まれた産地である長野県でしか栽培することができないようになっています。

2021年に品種登録されたばかりで、まだ生産量が少ない希少なぶどうです。

クイーンルージュの特徴

クイーンルージュには下記の特徴があります。

・美しい大粒の赤ぶどう

・シャインマスカットを超える甘さ

・種無しで皮ごと食べることができる

・ほのかなマスカット香

美しい大粒の赤ぶどう

クイーンルージュはその名の通り美しいルビーレッドの見た目が特徴的なぶどうです。

大粒の個体も多くあるので、見た目が良いだけでなく、1粒の食べ応えが抜群なぶどうでもあります。

シャインマスカットを超える甘さ

シャインマスカットはとても「甘味の強い」緑ぶどうですが、クイーンルージュはそのさらに上をいく甘さを誇る品種です。

個体差はあるもののシャインマスカットの糖度は20度前後と言われていますが、クイーンルージュの糖度は22〜23度です。さらに酸味も控えめなので食べると口いっぱいに甘い果汁が広がります。さらに、アメリカンチェリーのようなほのかな酸味があるおかげで濃厚な味わいになっています。

皮の渋みは全くないため、皮ごと食べてもその濃厚な甘さを存分に楽しむことのできる品種です。

種無しで皮ごと食べることができる

クイーンルージュはシャインマスカットと同じように種無しで皮ごとスナック感覚で食べることができるぶどうです。

他にも皮ごと食べられるという謳い文句のぶどうは多くありますが、それらの多くは皮に渋みがあったり、少し厚みがあったりで、食べられないことはないけど少し違和感が残るという品種も多くあります。

そんな中でクイーンルージュは、皮が薄く渋みがないので全く違和感なく食べることができますよ。

ほのかなマスカット香

クイーンルージュは非常に香りの良い品種でマスカット香と呼ばれる香りをまとっています。

マスカット香とは、リナロールと呼ばれる香気成分からなり、そのみずみずしく爽やかな香りは多くのフローラルや香水に使用されています。

クイーンルージュを手に入れたときは香りも楽しんでみてくださいね。

クイーンルージュを農家直送で取り寄せる方法

クイーンルージュを取り寄せたい方は「クイーンルージュの特徴と取り寄せ方」という記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。

クイーンルージュまとめ

今回はクイーンルージュの特徴を紹介しました。

よかったら、この機会にこれからが旬のぶどうをたくさん食べて頂けると嬉しいです。

他にも「おいしいシャインマスカットの選び方」や「この時期八百屋一押しの南水梨を紹介」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてください。

八百屋歴14年|野菜のプロ

八百屋歴14年|野菜や果物の選び方、保存方法、食べ方、豆知識など発信|Xのフォロワー数は70万人超|野菜の本を5冊出版|ブログ『やさいのトリセツ』を運営

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