【育脳】遊びで脳の発達を促す!子どもの成長のために親が意識すべき13の原則
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『遊びで天才を育てるために親が意識すべき13の原則』というテーマで、重要なポイントをご紹介します!
【遊びがなぜ重要なのか】
①集中力・創造力・発想力が育つ
- 思いっきり体を動かしたり、さまざまなことに興味を持ったり、興奮したりすることであらゆる神経が刺激されて脳の「前頭前野」が活発に働く
②コミュニケーション力が育つ
- 誰かとコミュニケーションを取る機会が豊富になり、相手の心を動かす質の高いコミュニケーションが取れる土台作りになる
③刺激と実体験の宝庫
- 家庭での知的教育や習い事と比べ体験できることや五感から受ける刺激の幅は圧倒的な量になる
- 触る、見る、匂いを嗅ぐ、音を聴く、全てが脳への刺激となり、その経験が脳を強く育てていく
④学ぶ力が育つ
- ベネッセが2016年に行った調査で「遊びこむ経験」を多くしている子どもの方が、そうじゃない子に比べて「学びに向かう力」が強い傾向がみられた
「遊びこむ経験」により
・自由に好きな遊びをする
・好きなことや得意なことを活かして遊ぶ
・遊びに自分なりの工夫を加える
・挑戦的な活動に取り組む
↓
「学びに向かう力」が育つ
・様々なことに自信を持って取り組める
・新しいことに好奇心を持てる
⑤夜の良い睡眠に繋がる
- 夜の睡眠は日中にどれだけ体を動かして疲れるかに大きく影響を受ける
⑥自己肯定感と自信のある子に育つ
- 遊びの中には無数の「できた!」が存在し、その成功体験を繰り返し蓄積させていくことで子どもの自信や自己肯定感を作っていく
【子どもを伸ばす遊ばせ方13の原則】
①遊びの形を決めつけない
親から見て理解できないような遊び方をしていても◎
・お兄さん達がどんな風に遊ぶのかを見ている
・ひたすらアリを眺めている
・石を拾っては投げる
『何かで遊ばせる』という発想はやめる
→何もない方が自由発想で遊びを考え出し、創造力の向上に繋がる
②遊びの環境の幅を広くする
子どもが受ける刺激の幅、遊びの発想の幅、新たな発見の幅が広がる
・人がたくさんいる環境⇔人がいない静かな環境
・室内⇔屋外
・遊具などが整った環境⇔自然あふれる環境
・いつも同じ公園⇔いつもはいかない違う公園
特に自然と触れ合うことが大事
1)発見(これ何?)
2)思考・想像(触ったらどうなるだろう?多分こうなるかな?)
3)決断(触ってみよう!)
4)結果(うわ!ベトベトしてた!)
頭と身体を使って挑戦を繰り返すことで、自立した心や挑戦を恐れない心が育まれる
③『危ない』と『汚れる』遊びを避けない
- 命の危険がある場所などは除き、子どもが挑戦したいと言うことはやらせてあげてると◎
- 失敗して痛みを知ることで、他の人の痛みを知ることができたり、何に気をつけるべきかも身体で体感していける
④遊んでいる時は否定語と指示語を言わない
否定語
・「やめなさい」
・「また服を汚して、洗う人のことも考えてよね」
・「ボール遊びのセンスがないわね」
やりたいことが自由にできなくなり、遊びから得られる能力の向上に繋がりにくくなってしまう
「〇〇はダメ!」→「〇〇しようね!」という肯定語に変換する
指示語
・「これからやった方がいいよ」
・「これはこう使うのが正しいよ」
・「その手順だと上手くいかないからこうした方がいいよ」
指示をせず自由に遊ばせた方が子どもの運動神経の向上に繋がる
⑤笑顔でアイコンタクトを取る
子どもは1人で遊んでいてもお友達と遊んでいても、ふとした時にお母さんやお父さんのことを見ている
【○】アイコンタクトをしてニコッと笑顔で微笑んであげる
→安心して、また遊びに集中できる
【×】全く気にかけてもらえていない
→不安になり、親の元に戻ってしまったりする
⑥作った作品は飾ったり記録してあげる
一定期間で良いので家の中に飾ってあげると◎
- 飾ってもらえることで純粋に嬉しいと感じ、もっと色んなものを作ろうとクリエイティブな発想に火がつく
- 新しいものを作り出すのが好きであることは今後の新たな価値を生み出すことが重要となる時代に大きなアドバンテージになる
- 作った作品などは写真を撮ってアルバムに残していってあげると自分が今まで作ったものがどんどん増えていき大きな自信に繋がる
- 昔作ったものを見返し、何を使ったか、どこで作ったか、どんな作り方をしたかなどを思い出すことで、記憶のトレーニングにもなる
⑦午後3時~5時は運動の効果が得やすいゴールデンタイム
- この時間帯にしっかり遊ぶことでホルモンの分泌も高まり、睡眠、食事、運動が連動した良いリズムが作りやすくなる
⑧意識して感情のミラーリングと五感を感じる言葉を伝える
感情のミラーリングとは
- 子どもが抱いたであろう感情をコミュニケーションの中で親が言葉にして伝えてあげること
「嬉しいね」「楽しいね」「不思議だね」「痛いね」「面白いね」「びっくりだね」
これらを繰り返すと、親子の信頼関係の構築やパパママは私のことをわかってくれていると感じることにより自己肯定感の向上・親から離れて頑張るパワーになる
五感を感じる言葉とは
- 子どもが遊びの中で体験している『感覚』を言葉で伝えてあげること
「冷たいね」「気持ちいいね」「ふわふわだね」「重いね」「良い匂いだね」「きれいだね」「可愛い鳴き声だね」
これらを繰り返すと、子どもの情感が育っていく
⑨ごっこ遊びを大切にする
- 相手の立場になって考える思考力、言語力、コミュニケーション能力を伸ばしてくれる
- 「目標を立て、計画し、タスクを継続して、注意散漫にならない」ためのスキルの発達を促す
- お店屋さんごっこなど親も一緒に遊ぶのであれば「身体に良いお菓子はありますか?」というように、子どもの思考を少し刺激する質問をしてみるとさらに考える力が育つ
⑩集中している1人遊びは邪魔しない
集中している子どもは頭の中で思考をめぐらせることを楽しみ、自分の手で考えを試しているが、親が話しかけたりアドバイスをすることにより、子どもの自主的な思考はストップしてしまう
- 子どもからの質問や「見て見て!」と声をかけてきたときだけ対応してあげることで、集中や探究心を阻害することなく遊びが続く
- 子どもの表情をよく見て、いつも以上に真剣で入り込んでいる様子であれば一切言葉も手も出さず見守りに切り替えていくと◎
⑪室内での遊びは指先を繊細に使う遊びを取り入れる
指先は第二の脳
- 幼少期に指先を細かく繊細に使う遊びなどをたくさん行うことで脳がグングン活性化していく
- 手先の器用さ(巧緻性)を高めると運動能力、記憶力、思考力、コミュニケーション能力などが高くなる
オススメの遊び
折り紙、あやとり、ビーズ遊び、レゴ、積み木、ブロック
⑫10歳までにリズムとバランスの遊びを積極的にやる
- 最も運動能力が伸びていくのが大体10歳くらいまで
- 10歳までに様々な動きを経験しておくことで、その動きを10歳以降も上手に行うことができる
オススメの遊び
ケンケン、ボール投げ、縄跳び、平均台など細い場所を歩く、スキップ、片足バランス
⑬知育遊び
- 幼児期から小学校低学年の勉強の肝は、出題されている内容を頭でイメージできるかどうか
→そのためには遊びの中で実体験をしていくことが何より大切
いかがでしたでしょうか?
私がこれまで多くの子どもたちを見てきて重要だと思った遊びの考え方を全てお伝えしました。
今回の内容を詳しく学びたい方は動画をご覧ください。
全て実践するのは難しいと思いますので、無理なくお子さんと一緒に楽しめる範囲で試していただけると嬉しいです。
皆さんの子育てを応援しています!