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創業76年の老舗の味を天神・中洲エリアで今もなお堪能できる〈古き良き時代から続く美味しいちゃんぽん〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

1948年創業で今年76年目という歴史を誇る老舗の名店。うどん類・丼物・ちゃんぽんのどれもが長年愛され続けている人気メニュー。福岡市中央区西中洲。国体道路沿いの「天神」と「中洲」の中間地点にある〈名代 花びし〉。天神・中洲近辺にお勤めの方にとっては昔から馴染みという方が多いお店ではないだろうか。暖簾や看板にもあるように「めん類・丼物」が中心で、中でも「うどん類・丼物・ちゃんぽん」と「いなり寿司」が昔からの名物になっている。お昼時は、近隣のビジネスマンたちが多く訪れ、いつも満席のイメージしかない。それでも福岡市の中心街に存在するのに、どこか懐かしく、アットホームな雰囲気で居心地の良い空間の中、今もなお時間を忘れて癒してくれる。そんな場所が〈名代 花びし〉だ。

人気No.1は、もちろん「ちゃんぽん」

以前は壁に人気ランキングが貼られていて、人気No.1は、メニュー表の表紙にもなっている「ちゃんぽん」。No.2は、メニュー表の裏表紙にある「カツ丼」。さらにNo.3は「親子丼」と丼物が続く。これは、ご飯もの(丼物やカレー)を各セットにすると「温かいミニうどん」か「温かいミニそば」が選べることからこの順位になっていると想像できる。

今回は久しぶりの訪問は閉店間際

前の予定が長引き、オーダーストップ時間のギリギリになってしまった14時半少し前。慌ただしく訪問すると店内はまだ先客がいっぱいで、6つある4人掛けのテーブル席の5つが埋まっている状況。唯一空いていたテーブル席に一人で着席。

ちゃんぽんとも相性抜群な名物の「いなり寿司」

甘めな味付けの「いなり寿司」が〈花びし〉の名物の一つで、こちらも以前は「ちゃんぽんといなり2個セット」と「小ちゃんぽんといなり2個セット」というメニューもあった。今は存在しなかったので「ちゃんぽん」に「卵」をトッピングしてもらいつつ、大好きな「いなり寿司2個」を、それぞれ注文した。その後、14時30分を過ぎてからも後客が途切れず、3組4名ほどが次々来店する駆け込み需要で「ちゃんぽん」がプラス3杯、追加で注文されていた。

多少時間を要する「ちゃんぽん」

まずは先に「いなり寿司」が配膳され、腹ペコだったこともあり我慢できずに1個頬張る。甘みが体中に染み渡る感じが本当にたまらない、おすすめの「おいなりさん」。懐かしさと美味しさの共存で「ちゃんぽん」が届く前に、2個ともペロッと平らげてしまった。

その後、程なく配膳された「ちゃんぽん」は、老舗の醸し出す懐かしさとやさしさが共存する味わいで、野菜や海鮮の具沢山の旨みあふれる至福の逸品。

途中「玉=卵」をレンゲに乗せて、軽く溶きながら麺とスープに絡めていただくのが、たまらなく美味しいので、ぜひ機会があればお試しいただきたいと思う。

最後に、昔からレシピの変わらない名物の「いなり寿司」について。ちょっぴり甘めの味付けで、毎日決まった数だけの提供になる。ずっとお値段を据え置かれていたものの(苦渋の選択で)今は1個70円。それでもお値段以上の価格なので、ぜひ「ちゃんぽん」や「うどん・そば」とご一緒にどうぞ。また、お持ち帰りもできるのでお近くに寄られた際はお試しください。

名代 花びし
住所  :福岡県福岡市中央区西中洲11−1浦ビル1F[地図
営業時間:11時30分~15時00分(O.S.14時30分)※要確認
定休日 :土曜・日曜・祝日 ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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