牧秀悟の3シーズンに二塁打110本は、歴代トップ10に入る本数!?
牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)は、プロ1年目の2021年から、シーズン20本塁打以上と35二塁打以上を継続している。2021年が22本塁打と35二塁打、2022年が24本塁打と36二塁打、2023年は29本塁打と39二塁打だ。
ここ3シーズンの計75本塁打は、計126本塁打の村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)と110本塁打の岡本和真(読売ジャイアンツ)に次ぎ、このスパンの3位。計110本の二塁打は最多だ。
歴代においても、3シーズンに計110本の二塁打は、かなり多い。見落としがなければ、8位タイに位置する。2001~03年の松井稼頭央と同じ本数だ。
この本数は、3シーズンのうち2シーズンあるいは1シーズンが重なっていても、別のスパンとして数えている。例えば、福浦和也は、2001~03年が計120本、2002~04年が計132本、2003~05年は計117本。どの3シーズンも、50本の2003年を含む。それぞれ、2003年とその前の2シーズン、2003年と前後の1シーズンずつ、2003年とその後の2シーズンだ。
シーズンが重なっている場合、そこから、合計本数が最も多い3シーズンだけをピックアップすると、計110本の牧は、計132本の福浦(2002~04年)、計120本の谷佳知(2001~03年)、計114本の藤村富美男(1948~50年)と松井(2000~02年)、計112本の森野将彦(2008~10年)に次ぐ、6位となる。
いずれにせよ、最初の3シーズンに、牧よりも多くの二塁打を打った選手はいない。
ちなみに、通算二塁打の歴代1位、487本の立浪和義は、連続するどの3シーズンも、計100本に届いていない。2000~02年の計94本――30本、30本、34本――が最も多かった。現役選手では最多の通算445本、歴代4位に位置する坂本勇人(読売)も、計100本以上の3シーズンは皆無。こちらの3シーズン最多は、2010~12年と2012~14年の計97本だ。2010~12年の内訳は、35本、27本、35本。2012~14年は、35本、33本、29本だった。
ここ3シーズンの本塁打ランキングは、こちらにトップ25を記載した。