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大阪王将「ナメクジ」事件 「勇気ある告発」のはずが実刑に…その意外な理由

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:西村尚己/アフロ)

 仙台市の大阪王将でナメクジが大量に発生しているなどと虚偽のSNS投稿をし、休業に追い込むとともに、店長を誹謗中傷したとして、偽計業務妨害などの罪に問われた25歳の元店員の男に対し、仙台地裁は懲役1年の実刑判決を言い渡した。投稿当時は「勇気ある告発」として称賛の声も上がっていたが、執行猶予が付かなかったのは意外な理由からだった。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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