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オートバイのあれこれ『マールボロ・ヤマハ』

Rotti.モトエンスー(moto enthusiast)
画像引用元:ヤマハ発動機

全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

今朝は『マールボロ・ヤマハ』をテーマにお話ししようと思います。

モータースポーツの歴史をたどると、タバコメーカー/ブランドが積極的にレースを支援していた時代がありました。

先日は、WGP(世界グランプリ)にてホンダをスポンサーしていたタバコメーカー『ロスマンズ』を紹介しましたが、今回は『Marlboro(マールボロ)』をピックアップしましょう。

マールボロは現在も販売されているタバコ銘柄の一つで、日本では「マルボロ」と呼ばれることが多いですね。

ロンドン発祥で現在はアメリカに本社を置くフィリップモリス社の製品です。

そんなマールボロは、1980年代以降ヤマハのグランプリ参戦を支援していました

二輪レースが好きな人なら、このカラーリングのレーシングマシンを一度は見たことがあるのではないでしょうか。

▲YZR500(0W70/1983)
▲YZR500(0W70/1983)

赤と白のツートーン、いわゆる「マルボロカラー」。

マールボロのタバコのパッケージをイメージしたカラーリングですね。

現在のヤマハのワークスカラーはブルーが基本色ですが、80年代から2000年代はじめにかけてのヤマハはこのマルボロカラーだったのです。

マールボロ・ヤマハの頃に活躍した選手というと、エディ・ローソン、ウェイン・レイニー、ダリル・ビーティ、ルカ・カダローラ、そして日本人ライダーの阿部典史選手などが挙げられるでしょう。

▲マルボロカラーのYZR500とウェイン・レイニー選手(1992/画像引用元:ヤマハ発動機)
▲マルボロカラーのYZR500とウェイン・レイニー選手(1992/画像引用元:ヤマハ発動機)

ちなみにこのマルボロカラーはヤマハの市販車にも何度か採用されたことがあり、80年代には『TZR250』や『YSR50』などに用意されていました。

▲TZR250等の市販車にも特別カラーとして用意されていた(画像引用元:ヤマハ発動機)
▲TZR250等の市販車にも特別カラーとして用意されていた(画像引用元:ヤマハ発動機)

最近だと、マールボロを示すロゴは皆無なものの、マルボロカラーイメージの配色が『XSR900GP』に使われていますね。

XSR900GPのルックスに、懐かしさを感じたベテランライダーの人も少なくないのではないでしょうか。

▲つい最近登場したXSR900GP。こちらはマルボロカラー“風”
▲つい最近登場したXSR900GP。こちらはマルボロカラー“風”

モトエンスー(moto enthusiast)

バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

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