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【23時の恵方巻】コンビニ・スーパーで恵方巻の売れ残り具合をチェックしてみた

富江弘幸ライター・編集者

1日の仕事を終え、家に向かう夜中の23時。あまりにも寒いのでホットのお茶でも買って飲もうとセブン-イレブンに入ったところ、売れ残っていた恵方巻を見て今日は節分だったと気づいた。

そのセブン-イレブンで売れ残っていたのは、「柿安監修 黒毛和牛の牛すき恵方巻」4つ。あと1時間でちゃんと売れるんだろうかと思いながら、他のコンビニでも売れ残っているのか気になってしまった。ということで、家に帰る間に見つけたコンビニとスーパーに立ち寄って、どんな状況かをチェックしてみた。

恵方巻のかけらもないマルエツ

セブン-イレブンの後に立ち寄ったのは、24時間営業のマルエツ。スーパーだったら割引シールの貼られた恵方巻があるのでは、というちょっとした期待を胸に訪れたが、「節分とは」と自分で改めて問い直してみたくなるほど、恵方巻のかけらもなかった。恵方巻が売り切れていたとしても、節分の飾りのようなものはあるだろうと思っていたが、惣菜コーナーでは何も見つからず。

恵方巻が売り切れていてロスが出ていないのならそれはよかったと思う一方、買いたかったという気持ちも少しあったのは否定できない。

そこそこ売れ残っていたセブン-イレブン

セブン-イレブンは、最初に訪れた店舗以外に4店舗訪れた。そのうち売り切れたと思われるのは1店舗のみ。それ以外は、平均して5個くらいの恵方巻が売れ残っていた感じ。よく売れ残っていたのは「柿安監修 黒毛和牛の牛すき恵方巻」と「海老とツナのサラダ恵方巻」。

とはいえ、個人的には思ったよりも売れ残りは少ないなという印象。勝手なイメージだが、もっと山ほど売れ残っているのを想像していたので、こんなものなのかと。

売れ残りゼロのローソン

ローソンの売れ残り恵方巻はゼロだった。ただ、訪れたのは2店舗だけなので、たまたまだったのかもしれない。まあ、売れ残っていないのはいいことだ。

割引シールが貼られていたファミリーマート

いつからかファミリーマートでは、賞味期限が近づいてきた弁当やおにぎりを割引販売するようになった。知っている限りでは、コンビニで弁当などを割引販売しているのはファミリーマートくらいなのだが、他にもあるのだろうか。

訪れたファミリーマートは3店舗。そのうち2店舗は売り切れていたが、最後に訪れた1店舗では箱入りの高い恵方巻「贅沢海鮮恵方巻」が4つ、安めな「海鮮恵方巻」が5つ売れ残っていた。すべて100円引きのシールが貼られていたが、この時点で23時半。売れるのだろうか。

しかし、恵方巻は本当に高い。普通の「海鮮恵方巻」が500円で、「贅沢海鮮恵方巻」に至っては1,280円。100円引きになっても400円と1,180円で、それでもいいお値段。

と思いながらも、フードロス削減に貢献するため(本音は空腹のため)、100円引きシールが貼られた「贅沢海鮮恵方巻」を購入。自宅に帰って、節分が終わる直前においしくいただいた。

まとめ

今日30分くらいの時間で訪れたコンビニ・スーパーは11店舗。調査というほどのサンプル数ではないが、個人の感覚としては思ったよりも売れ残りは少なかった。

昨年(2022年)では、「2022年の恵方巻売れ残りの経済損失は約10億円相当」なんていう調査もあった(恵方巻売れ残りの損失額は10億円?2022年、85店舗調査で探る経済・環境・社会への影響)。

2023年はどれくらいになっているのだろうか…と気になるところだが、結局この記事で何を言いたかったかっていうと、割引シール貼って販売しているファミリーマートの取り組みは素晴らしいなってこと。

ライター・編集者

ライター・編集者。大学卒業後、出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

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