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ビール30種、日本酒200種!五反田・桑原商店で気軽に角打ち

富江弘幸ライター・編集者

五反田にある桑原商店は大正4年創業の老舗酒屋。元倉庫がどんなところだったのかはわかりませんが、リノベーションした店内はかなりオシャレになっています。どれだけオシャレかは桑原商店のウェブサイトをご覧ください。

そのウェブサイトにも書いているのですが、

桑原商店は、美術の力を信じ、社会を彩る価値を生み出すマネジメントを行う会社です。

ということで、ただの酒屋ではないという感じ。代表取締役が美大出身のようで、そういったところから可能性を広げていっているようです。

昼間は酒屋で(もちろん夜も酒屋)、17時からは店内で飲むことができます。日本酒約200種類とクラフトビール約30種類が置いてあり、日本酒は30mlで飲み比べすることも。お酒に合う料理もキャッシュオンでいただけます。

ビールはボトルのみで約30種類

店内に入ると、手前は立ち飲みができる台が数台あり、その奥には商品棚とカウンター的な席、さらにその奥に日本酒のディスプレイがあります。ビールはその右奥にある小さなディスプレイに。

この日は、そこから志賀高原ビールの「SHIGA KOGEN PILS!?」を選んでみました。

お通し?として、ピーナッツもついてきます。

SHIGA KOGEN PILS!?は、名前のとおり、志賀高原ビールではあまり造ることのないピルスナー。ホップはザーツテトナンガー、信州早生を使っています。志賀高原ビールはホップがすごくきいているイメージですが、このSHIGA KOGEN PILS!?は適度な感じ。いかにもシトラスという感じではなく、ハーブ感のあるすっきりした味わいです。

それに合わせたのはモツ煮。

味噌煮込みではなく、塩味なモツ煮です。酒場でビールにモツ煮といえば、なんとなく赤星に味噌味のモツ煮ってイメージもありますが、SHIGA KOGEN PILS!?と塩味のモツ煮で、なんとなくオシャレな感じ。

個人的には、もっとビールの酒類を増やしてほしいとも思うのですが、あったらあったで選ぶのにかなり迷うでしょうし、1杯では終わらない可能性もあるので、これくらいがちょうどいいのかもしれません。

この日もさっと飲んでさっと帰りました。滞在時間20分の楽しい時間。

ごちそうさまでした。

桑原商店(食べログ)

ライター・編集者

ライター・編集者。大学卒業後、出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

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