今回は上野・アメ横の喫茶店「コーヒーショップ ギャラン」を紹介します。
　とにかくやたら暑い令和の夏。「令和じゃなく昭和だったら、夏もここまで暑くなかったのにな～…」と、クタクタになりつつ昔を懐かしんでいる方も多いでしょう。そんな時こそ、こちらのお店で気分だけでも昭和にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。

◆レトロ＆バブリーな昭和感をギラつかせつつ明るい店内

　「コーヒーショップ ギャラン」はJR上野駅から直近の、不忍口から出て交差点をまたいだすぐの位置にあります。

　入り口横には昔ながらの料理サンプルが。こうしたレトロ感にも目を惹かれます。

　入り口から階段を上った2階が店舗です。

土曜の10:30に来店すると、店内はすでに激混み！昼までにはまだ時間があるにも関わらず、軽食や雑談を楽しんでいる人々であふれています。

　店内は広くてテーブル席が多いほか、店の奥にはカウンター席もいくつか配置されています。

　装飾と照明がギラギラと輝く純喫茶テイストで、店内のBGMは70〜80年代の邦楽・洋楽が流れ、レトロかつ少しバブリーな感じがまさに昭和の雰囲気。何度かドラマ撮影などでも使用されたとの事ですが、それも納得です。

　窓は大きく、外光が店の奥まで差し込みます。明るく開放的な空間で、アメ横の往来とJRの高架を2階から眺めつつ、心地よく休憩できます。

　人気店だけに注意が必要なのは、時間制限付きであること。月〜金は120分、土日祝は90分の制限です。

　また、店内喫煙OKで灰皿も常設されているため、禁煙・嫌煙の方はご注意を。

◆純喫茶らしい王道的メニューと可愛いコーヒーカップ

　メニューも昭和チックな軽食・ランチ類が充実。

　サンドイッチの種類が特に多く、昭和のドラマに出てきそうで食欲をそそります。しかし、この時は入店時に説明があり「現在は食事30分待ち」とのこと。盛況ぶりに驚かされました。

　食事はまたの機会として、この時はブレンドコーヒー（750円）を注文。スッキリとした酸味が心地よく、素朴ながらも良い味わいです。

　白地に花模様の陶製コーヒーカップも可愛らしく、目を引きます。

◆上野の駅チカで堪能できる良質な純喫茶

　店内至る所から楽しげな話し声が聞こえてきます。隣からはスパゲティナポリタンのケチャップの香り。焼け付くような夏の日差しも、店内に差し込むと爽やかな雰囲気に変わります。こうした騒がしくも穏やかな時間が、ここで何年と、何十年と営まれてきたのだと空想を馳せることも楽しそうです。

　「コーヒーショップ ギャラン」は最新のオシャレな「カフェ」ではなく、昔ながらの「喫茶店」を楽しみたい時にオススメのお店です。コーヒーを片手に、昭和の香り漂う空間で、一息つく贅沢をぜひ体験してみてください。朝8時から営業しているため、朝食利用も可能です。