羽幌沿海フェリー(天売・焼尻航路)に接続!沿岸バス羽幌港連絡バス「観音崎らいな号」
北海道羽幌町にある離島が天売島・焼尻島。北海道本土・羽幌港と天売島・焼尻島を結ぶ唯一の交通機関が羽幌沿海フェリー(外部リンク)です。そして羽幌町に本社がある沿岸バスが運行する、本社ターミナルと羽幌港を直接結ぶ路線が羽幌港連絡バス「観音崎らいな号」(外部リンク)。
萌えキャラの名前が付いた路線で、更に閑散期はワンボックス車、繁忙期は小型バスで運行します。
羽幌町中心部と羽幌港を結び、羽幌沿海フェリーに接続する観音崎らいな号を利用して、天売・焼尻への旅に出かけてみませんか。
沿岸バス羽幌港連絡バス「観音崎らいな号」とは?
観音崎らいなについて
「観音崎らいな」は羽幌と天売島・焼尻島を結ぶ羽幌沿海フェリーを題材としたキャラクター(沿岸バス・外部リンク)です。
名前の由来は天売島の景勝地・観音崎と羽幌沿海フェリーの高速船「さんらいなぁ2」。
「さんらいなぁ2」の船体には「観音崎らいな」が描かれています。
ワンボックス車にはラッピング
一方沿岸バス「観音崎らいな号」では閑散期は14人乗りワンボックス車、繁忙期は29人乗りの小型バスで運行します。ワンボックス車には「観音崎らいな」がラッピング。
かなり目立ちます。
続いて「観音崎らいな号」の運行について、筆者羽幌訪問時の経験と沿岸バスホームページ(外部リンク)を元に解説します。
観音崎らいな号はフェリー・高速船に合わせて運行
欠航の場合、観音崎らいな号は運休!
「観音崎らいな号」は、
1.原則として羽幌沿海フェリーの発着に合わせて運行
2.欠航時は、羽幌港連絡バスも運休
3.荒天による本船の出入港時刻変更時は、連絡バスの発着も変更
つまり羽幌沿海フェリーの運航状況に合わせて運行される連絡バスなのです。
1.にある「原則として」の理由の一つは、朝7時~9時台に羽幌港を出港する便に接続するバスは運行しないから。
沿岸バスは羽幌沿海フェリーが時期によってフェリー・高速船のダイヤが変わる事に対応した運行予定にしています。
特急はぼろ号と接続!遅延時の保証はなし
「観音崎らいな号」はバスや船が遅れなければ、本社ターミナルで特急はぼろ号や路線バスとうまく接続する便があります。
しかし、バスや船のダイヤが悪天候等で変更された時、特急はぼろ号や路線バスとの接続保証は行われません。バスや船が遅れて接続出来ない場合は、後続便を利用するなどの行動が必要です。
羽幌沿海フェリーは朝7時過ぎに当日の運航状況をHPで発表
羽幌沿海フェリーは毎朝、当日の運航予定をホームページで公表しています。
また当日の運航が全て終わった夕方から翌朝までホームページでは「〇月△日の運航状況につきましては、〇月△日◇時▽分頃に更新いたします」という表記。
運航判断が当日出港時刻約1時間前の場合も
朝のうちにフェリー・高速船の運航・欠航がはっきりする時は「観音崎らいな号」の運行も明確になるのですが、筆者が羽幌を訪れた日は、
フェリー:全便運航
高速船:朝の便欠航、昼の便は天候調査し出港約1時間前に決定
でした。フェリーに合わせた「観音崎らいな号」の運行は決まりましたが、昼の高速船に合わせた連絡バスは、羽幌港出港約1時間前に運行するか否か決定に。
フェリーと高速船では海上模様により安全に運航出来る性能が異なります。一般的にフェリーの方が高波には強い。また運航時間帯により波浪状況は当然変わります。
実際には当日昼の高速船は運航され、高速船乗船に合わせた「観音崎らいな号」も4人乗車しました。
筆者は当初の予定は、
1.本社ターミナル→羽幌港まで高速船出港に合わせて連絡バス利用
2.羽幌港→本社ターミナルまでフェリー入港に合わせた連絡バス利用
でしたが、1がギリギリ決定なので利用せず羽幌町中心部から羽幌港までは徒歩で移動。
今回は羽幌沿海フェリーには乗船せず、羽幌港ターミナルで昼食と取材のために立ち寄りました。
小型バス「観音崎らいな号」に乗車!
羽幌港から本社ターミナルへの移動で「観音崎らいな号」に乗車しました。当日はワンボックス車ではなく小型バスでの運行。
車内は札幌市内で多く見かける路線バスの小型版といった感じ。
運賃は乗車時払い。現金と12枚綴り金券式回数券のみ利用可能です。
フェリー入港は5分遅れましたが、本来の出発時刻を5分遅らせて羽幌港を発車。道の駅ほっと・はぼろの建物などを眺めながら約5分の旅でした。
筆者が乗車した連絡バスは札幌行特急はぼろ号と接続するダイヤ。実際は問題なく乗換出来、筆者を含めた5人が特急はぼろ号に乗車しました。
羽幌フェリーターミナルへのアクセス別ルート
本社ターミナルから羽幌港まで徒歩でしたので、国道232号から港までのアクセスについても簡単に紹介します。
国道232号にはフェリーターミナルへの道路との分岐付近に看板が設置。
沿岸バス幌延留萌線(外部リンク)では南大通1丁目バス停が最寄です。
国道232号から曲がると写真の様な案内看板がありますので、看板に注目しながら羽幌港フェリーターミナルへ向かいましょう。
天売島・焼尻島への旅に沿岸バス羽幌港連絡バス「観音崎らいな号」を利用してみてはいかがでしょうか。
*羽幌港連絡バス「観音崎らいな号」ワンボックス車の写真は2019年6月筆者が撮影。他は2024年7月。
関連記事
沿岸バス初心者向け解説!羽幌町・本社ターミナルと羽幌ターミナルの違い【北海道】
沿岸バス・留萌旭川線はJR留萌線代替としても運行中!JR線廃止前に乗車
旅行者向けに解説!北海道旭川駅前バスタッチ案内所と主要バス停