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やりたいことにすぐ集中!見た目のスッキリも叶える、4人の子を育てる母のシンプルルール

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

18歳、16歳、14歳、12歳の4人の子をいつもキレイじゃないけどすぐ片づく家で育てています。

子どもが多いとどうしても家の中のモノの移動も激しくて散らかりやすくなります。

もうずいぶん子どもたちは大きくなりましたが、やはり家族が6人いると散らかることはよくあります。

そこで私が少しでもスッキリ見せるために気を付けていることがあります。

シンプルルール:家の中に広場をつくる

それは、広い面に何もモノを置かないようにすることです。

テーブルや作業台、チェストの上などの広い面にいろいろなモノが置かれているとごちゃごちゃして見えるので何も置かないようにするのが一番良いです。

広い面にモノを置かないようにすると、視覚的にスッキリし部屋が広く見えます。

人の目は広い面が見渡せることで、空間に「余白」を感じ部屋が広く整っている印象を受けます。

また視界に入ってくるモノが少ないと脳が余計な情報を処理をする必要がないので、結果としてストレスを感じず穏やかな気持ちになれます。

逆にテーブルなどにモノが置かれていると視線が分断され狭くごちゃごちゃしているように感じストレスを感じるようになるのです。

でも、広い面は散らかりやすい

テーブルや作業台などは、便利な高さであることが多く「とりあえずここに置いておこう」と思いやすくなるので帰宅後のかばんや郵便物など瞬間的な判断で置かれるモノがたくさんあります。

また、テーブルやカウンターなどは、多目的に使えるため、食事、勉強、仕事、家事など複数の用途が重なります。

明確な目的がないまま家族の色々なモノが集まりやすい「中継地点」になってしまうのです。

広い面はその利便性ゆえに散らかりやすいですが、モノがないと部屋全体の雰囲気が劇的に変わります。

散らかりやすい場所であることは意識しておいて、急な来客などの時にはまず広い面の上から片づけ始めるようにすると早くスッキリ感を感じることができるでしょう。

テーブルにモノが置かれていると「初動の遅れ」が生じる

何か作業を始めようと思った時に、まずテーブルなどの上に置かれていたモノの片づけが必要となるとその時点でモチベーションが下がります。

「今すぐやりたい!」と思っても余計な作業が挟まれることで集中力が削がれてしまいます。

また、食卓テーブルの上を片づけながら勉強や仕事を始めたり、キッチンの作業台の上を片づけながら調理を始めると、頭の中で「片づけ」と「本来の作業」を切り替える必要が生まれます。

このマルチタスク状態によって集中力が散漫になり効率が落ちる原因になるのです。

広い面にできるだけモノを置かないようにすることは、ただ見た目をスッキリさせるだけではなく、やりたいことにすぐ手をつけることができる環境を整えることにもつながるのです。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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