周りからの困った影響!悪い言葉を使うわが子への対応法!
幼少期のお子さんは吸収力がすさまじく、良くも悪くも周りからの影響を受けがち。
周りの大人や少し年上の子、同じ学年でも憧れの子が使っている言葉は、すぐに吸収してしまいます。その中で、悪い方の言動を覚えて使ってしまうことも多々ありますよね。
幼稚園・保育園においても、良くも悪くも「いつ、どこでそんな言葉を覚えたの!?」とびっくりしてしまうようなことを話す子もいます。
今回は、悪い言葉を使わず、気持ちのよいコミュニケーションをとることができるようにするため、保育現場で実践していた方法を3つお伝えします。
少しでも参考になれば嬉しいです!
絵本で良い言葉・悪い言葉を学ぶ
言葉に関する絵本を通じて、良い言葉と悪い言葉を学べるようにしましょう!
ただ読むのではなく「これは良い言葉?悪い言葉?」と問いかけてみるのもいいかもしれません。その時に「お友達に言われたことあるよ、お友達が使っていたよ」なんてエピソードがでてきたらチャンス。
「言われてどうだった?」「その言葉を使っているお友達に対してどう思った?」などと聞いてみて、客観視できるようにしてみてください。ふとした瞬間に思い出してくれるかもしれません!
また、お子さんに伝えることで、大人側も良い言葉を意識できるようになりますよ!
悪い言葉を言われた時の親の気持ちを伝える
もしお子さんが悪い言葉を投げてきたとき、子どもだからと言って「もう、そんなこと言わないの!」で終わらせてはいけません。しっかり気持ちを伝えなければ、心から悪いと思わず何回も繰り返します。
年齢によって対応は違いますが、思考力が育ってきているようであれば「そう言われて嬉しいと思う?どんな気持ちになると思う?」と問いかけも効果的でしょう。
まだ自分で考えるのは難しいようであれば「○○って言われてすごく悲しかったよ、嫌だったよ」と伝えるなどがいいでしょう。
ただ怒るだけでは「怒られるからこの人の前では言わない!」という思考になってしまうので、できれば表情も作りながら、気持ちをしっかり伝えましょう。
良い言葉を使ってくれた時に褒める
悪い言葉はしっかり注意するのと同時に、良い言葉・嬉しい言葉を使ってくれた時にはたくさん「嬉しいよ、ありがとう」と表情付きで伝えるようにしましょう!
たとえ小さいお子さんであっても「大好きなお家の方が喜んでくれた」ということは、よく伝わります!
現場でも「ママにこうしてあげたんだよ!」「喜んでくれたよ」「助かったよって言ってくれたよ!」というお子さんの話をよく聞きました。
それだけお家の方の表情や言葉は、お子さんの心の成長にとても大切なものです。
ただ、良い子ちゃんを演じることがないように、良いも悪いも全て受け止める姿勢は忘れないようにしましょう!
まとめ
吸収力がすさまじい幼児期。
だからこそ、できるだけいいものを吸収してほしいですよね。そのためには、お子さん自身の善悪の判断も必要です。
お子さんの周りから、最初から悪いものを排除する!のではなく、悪い言動に出会ってしまったときに、それは使っていいのか、悪いのか。どういう理由で使ってはいけないのかをしっかり理解できるように促していただけたらと思います。
そうすれば、少しずつ家庭内でもお友達とも、気持ちの良いコミュニケーションを取っていけるようになるでしょう。