ダルビッシュ、記録尽くしの今季12勝。日米通算3000奪三振と日本人大リーガー通算1000勝目を記録
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が、9月2日(日本時間3日)に敵地ロサンゼルスで行われたドジャース戦に先発して、7回を2被安打、9奪三振、無失点に抑える好投で今季12勝目(7敗)を挙げた。
日米通算2994奪三振で先発のマウンドに上がったダルビッシュは、初回にウィル・スミスからこの試合1つ目の三振を奪うと、その後も順調に三振を奪い続けて、5回には2019年のMVP選手であるコディ・ベリンジャーから三振を奪って、日米通算3000奪三振を記録。
日米通算3000奪三振は、ドジャースなどで活躍した野茂英雄(3122奪三振)以来、二人目の快挙となった。
ダルビッシュは7回まで投げ、毎回の9三振を奪い、今季12勝目を記録。この勝利は日本人メジャーリーガー通算1000勝のメモリアル白星となった。
日本での7年間で1250個の三振を積み上げたダルビッシュは、MLBでは10年間で1753奪三振を記録。メジャーでの1753奪三振は現役11位で、歴代では127位。日本人メジャーリーガーとしてはMLB通算1918奪三振の野茂に次ぐ2位。
また、ダルビッシュは今季の投球回数を162.2イニングとして、4年連続通算7度目となる規定投球回数をクリア。162奪三振はリーグ6位、WHIP0.97はリーグ3位に浮上した。
リーグ最高勝率を誇るドジャース相手に勝利をしたパドレスは、今季の成績を74勝59敗として、73勝59敗のフィラデルフィア・フィリーズを抜いてワイルドカード争いで2位に上がった。