5月のスタートは関東で気温の急降下に要注意
あす1日(水)は午前中から雨が降り出す
今年のGWは上空に暖かな空気が流れ込み、全国的に高温傾向となっていて、季節外れの真夏日も続出する状況となっています。ところがあす5月のスタートは関東で冷たい雨が降り、日中に気温が急降下する予想となっていますので、気温変化に十分な注意が必要です。
タイトル画像をみると、あす1日(水)は高気圧が日本海から北日本へ張り出し、関東にはこの高気圧から吹き出す冷涼な北東の風が吹き込むでしょう。地上付近は冷涼な北東の風が吹く一方で、上空は南西の暖かい風が吹き、この両者がぶつかりあうため、午前中から雨雲が発生し、傘が必要になりそうです。
午後にかけて冷涼な北東風が卓越へ
さらに午後になると、南にある前線上に発生した低気圧に伴う雨雲も広がり、北東の風も沿岸部を中心に卓越してくるため、それとともに午後にかけて気温が急降下する計算となっています。
日中にかけて気温は急降下へ
東京のあす1日(水)にかけての時系列予報は上図の通りとなっていて、あす1日(水)朝はまだ20度近く気温があって暖かいものの、雨と北東風の影響で、日中にかけて気温は急降下し、夕方以降は15度以下まで下がる予想です。北東の風もやや強めに吹くため、体感温度はさらに低下することでしょう。
朝の気温が20度近いのは6月上旬頃のとても暖かな季節感覚ですが、夕方に15度以下まで下がるのは、逆に3月下旬から4月上旬頃の季節がほぼ1か月戻ったような季節感覚となります。
今年のGWは高温傾向が顕著で、あす1日(水)の朝もシャツ1枚で十分な暖かさだとは思いますが、帰る頃には少し厚手の上着が活躍するような肌寒さとなりそうですから、5月のスタートは季節の逆行に、ご注意ください。
GW後半は再び高温傾向へ
ではこの先の気温傾向はどうなるのか?あさって2日(木)は晴れ間が戻りますが、まだ冷涼な北東風が残るため、最高気温は20度程度のすがすがしい陽気となるでしょう。ところが3日(金)以降は、南風に変わり、再び高温傾向が予想されています。
特に4日(土)から5日(日)頃は、東京をはじめ、25度以上の夏日が続出するのはもちろん、関東以西では30度以上の真夏日が再び出現するかもしれません。いったん季節が逆行する関東地方ですが、GW後半は再び熱中症に注意が必要となります。