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丸山忠久九段(53)史上10人目の通算1000勝達成 特別将棋栄誉賞を受賞

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 12月8日。東京・将棋会館において叡王戦段位別予選・九段戦決勝▲丸山忠久九段(53歳)-△深浦康市九段(51歳)戦がおこなわれました。

 14時に始まった対局は16時8分に終局。結果は75手で丸山九段の勝ちとなりました。

 丸山九段はこれで本戦トーナメント進出が決定。また通算1000勝(600敗)を達成しました。(未放映のテレビ対局の成績を含む)

 丸山九段は1990年、19歳で四段昇段。名人2期、棋王1期、一般棋戦優勝12回など、数々の実績を誇る名棋士です。

 通算1000勝は史上10人目の快挙。規定により、丸山九段には「特別将棋栄誉賞」が贈られます。

 現在、1000勝に近い棋士は森下卓九段(984勝)、森内俊之九段(973勝)などです。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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