昭和の家の襖(ふすま)をどうにかしたい!お金をかけずにオシャレにリメイク
昭和の家にやたらと多い襖(ふすま)。「和」の要素たっぷりのふすまをリメイクでオシャレなドア風に変えてみました。
買い換えれば何万円もするドアもDIYなら数千円で大変身!
では、さっそくふすまリメイクの工程をご紹介します。
『ザ・和室』感漂うふすま
今回リメイクするのはこちらのふすま。和室の入り口についているものですが、廊下側になる面はツルツルとした合板が貼られている「戸襖(とぶすま)」と言われるものです。
和室と洋室・廊下を仕切るときに使われます。
デザインを決めよう
まずは、どんな風にリメイクするかデザインを決めます。今回は上半分をくり抜いて窓を付けます。下半分はモールディングで飾り付けます。
窓部分をくり抜く
上半分の窓になる部分をくり抜きます。戸襖は枠組みと下地になる角材の両面にベニヤ板が貼られています。ベニヤ板は薄いのでカッターでもカットできました。
内側に通っている下地の角材も窓に合わせてカットします。
窓枠用に角材を追加する
くり抜いた切り口の部分は板で塞ぐので、その板を固定するための角材をくり抜いた部分に入れて固定します。
↑襖の内側の空洞の厚みを同じサイズの角材を中に取り付けます。固定はボンドと隠し釘を使ってます。
窓枠を付ける
襖の厚みと同じサイズの工作棒で、くり抜いた切り口を塞いでいきます。
先ほど取り付けて置いた角材の位置に隠し釘で固定。ボンドも併用してます。
さらに、モールディングをつけます。このモールディングで窓のガラス(今回はアクリル板を使用)を両側から挟んで固定します。
モールディングを付ける
窓部分の加工が出来たら、下半分にモールディングを付けます。
引き手の穴を埋める
襖の丸い引き手は交換するので、丸い穴をパテ用ネットとパテで埋めます。
長方形の引き手に変えるため、新しい引き手のサイズに合わせてくり抜いておきます。
ペイントしよう
お好みのカラーでペイントします。
ツルツルの合板面は、パーツクリーナーで磨いてからミッチャクロン(マルチプライマー)を塗布してペイントします。
襖紙の面は、襖紙を剥がして壁紙を貼ってからペイントしました。
ペイントするとこんな感じです。画像は1度塗りが終わったところ。
2度塗りすると塗りムラがなくなります。
窓をはめ込もう
アクリル板を窓部分にはめ込みます。両側からモールディングで挟んで固定します。
完成しました!
「和」の象徴だった襖がオシャレなドア風に変身しました!
和室から洋室にリノベーションした部屋にぴったり馴染みました。
どうしても『和』の要素が強くなってしまうふすま。
リメイクすることで見違えるように変えることができます。窓を付ければ明かり取りにもなっていいですよね。
昭和の家のふすまにお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。