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【人から、舐められないような人になるための具体的な方法】について、カウンセラーがお話しいたします。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日の記事は、昨日の記事の続きです。
今日は、昨日お話しした、舐められない人になるための具体的な細かい方法をお伝えしたいと思います。

ひとつめの、「『ノー』」と言える人になりましょう」ということなのですが、あなたは、「ノー」と言うことが得意ですか? 如何でしょう?
「ノー」と言えない人の特徴として、断り下手という点が挙げられます。「相手が気を悪くしそうなので断れない」等と思っていると、つい安請け合いして、そして舐められてしまうのがオチですよ。どうぞ気をつけてくださいね。

さて、ここで、断るコツをお伝えしていきたいと思います。

断るコツは、次のようになっています。
1.まずは、感謝の言葉を口にすること。「ご依頼、ありがとうございます」
2.続いて、現在の状況を伝えること。「〇〇さんの仕事を手伝いたい気持ちはヤマヤマなのですが、あいにく私のほうも、今の仕事で手一杯なのですよ」
3.続いて、キッパリと断ること。「ですから、大変に申し訳ないのですが、今日は依頼をお受けすることが出来ません」
4.続いて、代わりの案を出すこと。「明日の午後からなら、私も手が空くので、明日の午後から手伝うというのは如何でしょうか?」
以上です。

こうやって言えば、相手を不快な気分にさせることなく、断ることが出来ます。
ちなみに、今言った方法をアサーションと言います。日本語に訳すと、爽やかな自己主張という意味です。相手も大切にし、自分も大切にする…という主張です。日頃からアサーティブな態度でアサーションしていきましょう。
次に、アサーションしているにも関わらず、相手が不満げな態度を取ったら、そういう人とは、今後距離を置くようにしていきましょう。相手の事情も考慮せず、自分の主張ばかりを押し通そうとする人は、ギブ&テイクで言うところのテイカー(奪う人)です。そんな人とつきあっていると搾取されるだけで終ってしまいます。よって、積極的に関わらないようにしていきましょう。
態度としては、こちらは爽やかに自己主張する。それで相手が不満げな態度を取ったら、これからはそういう人とのつきあいは控える…、ということです。宜しいでしょうか。

続いて、舐められたくないのなら、仕事の出来る人になりましょう。
仕事の出来る人になれば、相手からすれば、あなたは、将来、出世していって、自分の上司になる可能性が高くなるわけですから、舐めることなど出来なくなる筈です。どうぞ、遠慮することなく、仕事の出来る人になっていってください。
この記事をご覧のあなたが、社会人ではなく、学生であれば、勉強の出来る人になりましょう。スポーツの出来る人になりましょう。そうすれば一目置かれるようなり、人から舐められるようなことは、なくなる筈です。宜しいでしょうか。得意なことがないとおっしゃる人は、今日から、自分の得意技を磨くことに力を注いでいきましょう。

続いて、舐められたくないのなら、自信を持ちましょう
自信がない人は、どうしてもオドオドしがちなので、人に舐められやすくなりがちです。ですから、これからは、堂々と振舞うようにしましょう。

ここで堂々と振舞うコツを、4つご紹介します。


ひとつめは、胸を張ることです。
挨拶はキチンとすること。挨拶する時は、頭を下げることは大切ですが、何も猫背になることないです。胸を張っていきましょう。

続いてふたつめは、深い呼吸を心掛けることです。
自信のない人は、ほとんど全員と言っていいほど、浅い呼吸をしています。小さく吸って小さく吐く…を繰り返しています。そうではなく、ゆったりと鼻から息を吸い、ゆったりと鼻や口から息を吐きましょう。ここは重要なので、もう1度言います。息を吸う時は、鼻から、吐くときは、ゆっくり鼻と口からです。

続いてみっつめは、今より大きな声で話すことです。
自信のない人は、声も小さいです。よって、今より2割3割増しで、大きな声で話すように心掛けましょう。そうすればオドオドして見られなくなる筈です。

続いてよっつめは、筋トレすることです。
筋トレして、たくましい身体になりましょう。「いざとなったら、相手をぶちのめすことが出来る」という思いを持つことが出来れば、自然に自信が沸いて、堂々と振舞うことが出来るようになります。本当です。ぜひ、頑張って筋トレに励んでください。
実際、あなただって、筋肉隆々の人を見れば、「喧嘩したら負けそう、こいつには逆らえないな」と思うのではないですか? 筋トレは、裏切りません。どうぞこの言葉を忘れないようにしてください。

以上です。
以上の4つを心掛ければ、あなたはオドオドしなくなり、自信のない人と見られなくなります。ぜひお試し下さい。

また根本的に、「自分の自信のなさを払拭させたい」「もっと自己肯定感を高めたい」とおっしゃる人は、私の過去記事にあります「自己肯定感を高める方法」をご覧いただければ…と思います。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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