白骨温泉のお湯は白濁とは限らない!「白船グランドホテル」
温泉ライターの泉よしかです。
みなさんは白濁した温泉は好きですか?私は大好きです。とても綺麗なので入るとテンションが上がります。
ちなみに白濁した温泉と聞いてどこをイメージしますか?秋田県の乳頭温泉郷 鶴の湯温泉?、群馬県の万座温泉?、それとも長野県の白骨温泉?
「白船グランドホテル」へ行ってみよう
真っ白な温泉のイメージが強い白骨温泉ですが、必ずしも白濁しているとは限りません。その理由の一つは、温泉の濁りは温泉が空気に触れて劣化した時に生まれるからです。つまり濁り湯になる温泉でも、湧きたての新鮮な状態ではほぼ透明なのです。
もう一つは白骨温泉にも濁りにくい源泉があるためです。一口で白骨温泉といいますが、複数の源泉があるので、中にはあまり濁らないお湯もあるのです。
今回ご紹介する「白船グランドホテル」は、「ホテル」を名乗っていますが、客室には和室も洋室もあります。
画像は和室タイプの客室です。座布団も椅子も座り心地が良く、快適に過ごせるお部屋でした。
「白船グランドホテル」の温泉
そしてこのホテルでは2本の源泉を使っています
内湯と貸切風呂の源泉は、源泉名を新宅1号源泉といい、泉質は含硫黄―カルシウム・マグネシウム・ナトリウム―炭酸水素塩温泉。こちらは白骨温泉らしい白い濁り湯になることが多いです。
一方、露天風呂の源泉は「白船グランドホテル」の自家源泉。泉質は含硫黄―カルシウム―炭酸水素塩温泉。こちらは濁ることもありますが、濁らないことも多いお湯で、「白骨温泉では一番透明率が高い温泉」とも言われています。
私が泊まった日も露天風呂はまったく濁っていませんでした。夕方と朝に入浴したのですが、1日目は写真のようにほとんど濁らない黄色っぽい色で、翌日はほとんど濁らない緑青っぽいお湯。
濁らない白骨温泉なんて!と思わずに、ぜひ色の変化を楽しんでみてください。特に「白船グランドホテル」では、内湯と行き来しつつ異なる2本の源泉を入り比べることができるのも大きな魅力です。
「白船グランドホテル」の食事
せっかくなので「白船グランドホテル」の食事についても紹介しましょう。夕食には信州サーモン、黒毛和牛の鉄板焼きなどこだわりの食材が並びます。
源泉入り豆乳鍋は、白骨温泉の源泉を使っています。食べれば健康になれそう。
※食事のメニューは季節やプランで異なります。
朝食は和食。そして白骨温泉ならではのメニューと言えば、忘れてはならないのが「温泉粥」。こちらも白骨温泉の源泉を使って炊き上げます。
取材は11月に行ったため露天風呂の景色はまだ紅葉ですが、冬の白骨温泉もとても魅力的です。ぜひお出かけしてみてください。
白船グランドホテル
住所:長野県松本市安曇4203白骨温泉
電話:0263-93-3333
公式サイト:白船グランドホテル(外部リンク)
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