ガラスのスラッガーのまま、大成できないのか。24試合で10本のホームランを打ちながら、またもや離脱
7月3日、ミネソタ・ツインズは、ロイス・ルイスを故障者リストに入れた。前日の試合中に、ルイスは、右の内転筋を痛めた。
ルイスは、2017年のドラフト全体1位だ。今シーズンは、メジャーリーグ3年目。各シーズンのOPSは、.867→.921→1.039と推移している。
この数値からすると、順調に歩んでいるようにも見える。けれども、各シーズンの出場は、12試合、58試合、24試合に過ぎない。
2022年は、センターでフライを捕球した後、フェンスにぶつかり、右膝の靱帯を損傷してシーズンを終えた。そこからちょうど1年後、5月下旬に復帰した昨シーズンは、7月初旬に左の脇腹、9月下旬に左の太腿裏を痛めた。今シーズンの離脱も、今回が2度目だ。開幕戦で右の太腿を痛め、先月初旬まで故障者リストに入っていた。メジャーデビュー前の2021年も、開幕前に右膝の靱帯の手術を受け、全休している。
もっとも、高校からプロ入りしたルイスは、まだ若い。先月初旬に25歳の誕生日を迎えたところだ。
今シーズンの出場は24試合ながら、ホームランは、開幕戦の1打席目を含め、10本を数える。89打数で10本塁打、8.90打数/本は、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の9.62打数/本を上回り、二桁本塁打を記録している101人のトップに位置する。
また、通算346打数で27本塁打は、12.81打数/本だ。今シーズン、32本塁打のジャッジに次いでホームランが多い2人、27本塁打の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)と26本塁打のガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、それぞれ、12.30打数/本と12.85打数/本を記録している。