京都西山の愛宕山から吹き降ろす通称「愛宕おろし」に、峰々の桜や楓が吹き散らされることからその名があるといわれる「嵐山」は、修学旅行のメッカでもあり、連日インバウンドで溢れかえっています。世界遺産でもある天龍寺を囲むメインストリートには飲食や物販などあらゆる店舗が集結しています。それぞれ魅力がありますが、実は嵐電嵐山駅の構内が充実していて楽しめます。2024年7月23日に訪ねてみました。

　駅を降り立つと、まずは「友禅」を用いたポール600本を林に見立て、駅空間の中に、はんなりとした美しい光に包まれた光景に癒されます。そして一番奥にあるのが「嵐山温泉　駅の足湯」です。嵐山散策の帰りに電車を一本ずらしてほっこりするのもありですね。

　構内の北側には、季節に合わせた自家製スイーツの店「線香花火」があります。夏は「かき氷専門店」、冬は「芋専門店 芋や」として営業されています。サラサラの氷と絡むシロップが濃厚で美味しかったです。この時期限定の桃のかき氷がおすすめ。

　「京の酒カフェ 十三八（とみや）」では、京都の酒や甘酒を使ったドリンクが気軽に楽しめます。3種や12種の飲み比べセットも。

　そして、恒例となった「RANDEN EKI-BEER」が2024年6月29日（土）～9月29日（日）まで、オープンしています！　定番商品に加え、今年は、メニュー初登場のひやしおでんや焼きトウモロコシも登場。駅構内とは思えない充実の品ぞろえです。

　さらに、「らんでんや」では、ラングドシャがコーンになった「クレミア」ソフトクリームや、肉巻きおにぎりドッグなど人気商品が目白押し。また、大人気の「刀剣乱舞 廻 京の軌跡」の名刀をイメージした6種類のコラボドリンクも販売されています。

　和菓子に洋のエッセンスをプラスした「京菓匠笹屋伊織」の抹茶スイーツやクレームブリュレドーナツ専門店の「Brulee Kyoto」がプロデュースする、炙りたての「クレームブリュレドーナツ」など19店舗が軒を連ねています。

　降り立って直ぐも良し、帰りがけに〆でひっかけていくのも良し、2024年の夏は嵐山駅で乾杯しませんか！

嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア（外部リンク）京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20　075-873-2121