保育士だけど子どもの泣き声が苦手。HSPママがやっているイライラしない対策とは
こんにちは!保育士ごんちゃんです。
「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。
そして私も現役の子育て世代で、2人姉弟の育児に日々奮闘しています。
私は過去の記事でも、自分がHSP(Highly Sensitive Person)だと自覚している話をしてきました。
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HSPだと自覚して変わったこと〜HSPやHSCを自覚する意味〜
今回はそんな私が、日々の育児で向き合っている問題についてのお話です。
▼HSPな私は子どもの泣き声が苦手
HSPの特性としてよく言われるのが「感覚がひといちばい敏感」だということです。それは音や光などの五感もそうですし、人の気持ちや共感力などについても言えます。
これに関して、私自身も思い当たるところがあり、音に関して言えばもともと大きい音があまり好きではありません。特にゲームセンターやパチンコ店から漏れてくるようなガヤガヤとうるさい音、人の怒鳴り声などがとても苦手です。
そして大きい音でなくても、シーンとした寝室で「カチ、カチ…」と響くような秒針も気になって寝れなくなってしまうタイプです。
日常生活に支障をきたすほどの我慢できない聴覚過敏というわけではないので、普通に生活してきましたが、このように子育てを始める前から音に対して少し敏感なところがありました。
それから子育てが始まって、自分自身がイライラしやすくなるポイントを段々と自覚していったのですが、それが「子どもの泣き声を聞き続けている時」でした。
もともと大きい音やうるさい音が嫌いなので、赤ちゃんや子どもが「ギャーッ!!!」と泣いている場面では、つい「うるさい!!」と言ってしまいそうになります。
保育の仕事ではモードを切り替えているからかそのようなことはないのですが、自分の子育てとなるとうまく自分をコントロールできない時があるのです。
しかし、泣いている赤ちゃんや子どもに対して、「うるさい!!」と怒鳴ったところでその状況が落ち着くことはありません。
もし泣き止むことがあったとしても、それは子どもの恐怖に訴えかけてやめさせていることになるので、得策ではありませんよね。
そこでここからは、私が普段から意識している対処法についてご紹介します。
▼子どもの泣き声にイライラしないために
真っ向勝負しないで気をそらす
子どもが泣き止まない時、たとえばイヤイヤで癇癪を起こしている状況があるとします。その場合は、子どもがこだわっているポイントに対して「言い聞かせよう」「やめさせよう」と奮闘すればするほどイライラしていってしまいます。
そのため、子どもが何かが嫌で泣いている状況があったら、別のことに気をそらすようにします。例えば、外に出て気分を変えてみる、テレビや動画を見せて落ち着かせる、などです。
そして、子どもも激しく泣いていたり、うるさく暴れていたりしない状況で、親である自分自身も冷静なタイミングに「いいこと」「悪いこと」について普通のトーンで伝えたり教えたりしています。
音を遮断する
どうやっても泣き止まない、泣き声を聞き続けるしかない状況の場合は、ワイヤレスイヤホンをはめて泣き声を遮断するようにします。
好きな音楽を流したり、好きなラジオを聴いたりして、子どもの泣き声よりもイヤホンから聞こえてくる音の方に意識を集中させます。
すると泣き声を100%受け止めるよりもストレスを感じにくく、私には冷静でいられる効果がありました。
私はHSPであるがゆえに泣き声が苦手なのかと思う一方で、泣き声が好きだという人はHSPに限らずあまりいないのではないかと思っています。
というのも、子どもの泣き声というのは人間の嫌悪感や恐怖感に直接的に訴える周波数なのだそうで、黒板の引っかき音など高音系の嫌な音と共通するのだそうです。
そのため、できるだけ100%正面から聞かなくてもいいように、意識的に遮断するのもひとつの方法だと思っています。
一人で頑張ろうとしない
これは育児全体に共通することかもしれませんが、ストレスがかかっている環境で一人で子どもに対応しようとすると、どうしてもイライラしてしまいますよね。
そのため、子どもの手がかかる時期は一人で頑張ろうとせずにパートナーや家族に頼ったり、周囲の人に頼ることができずどうしてもワンオペになるのであれば便利なものに頼ったりすることが大切だと思っています。
一人で頑張らなければいけない状況が続いている場合、いつか無理が来てしまいますので、できるだけ根性論ではない物理的な改善策を考えていく必要があります。
例えば私たち夫婦の場合、夫が土日休みではないので週末は私がワンオペになりがちです。そこを「これからずっと気合いで乗り切る!」というのはいつか無理が来るので、職場に相談してもらう、無理なら私が友人など一緒に過ごせる相手を探す、などしています。
▼自分自身がいかにご機嫌でいられるかが大切
子育てをしていくうえで「したほうがいいこと」や「しないほうがいいこと」は世の中で山ほど言われていますよね。
しかしその一つひとつを頭で考えてこなそうとしていく必要はなく、自分が機嫌良くできるだけイライラしない状況を目指していくことが大切なのではないかと思っています。
子育てをしていて同じ状況が起こった時、イライラしていれば怒鳴ってしまうことがあるかもしれませんが、心に余裕があれば冷静に子どもの気持ちに寄り添った対応ができるかもしれません。
そのため、親である自分自身がいかに心に余裕を持ってご機嫌で過ごせるのか、その対処法をそれぞれに見つけていけるといいなと思います。
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