Yahoo!ニュース

【富士川町】これからが見頃です!あじさいに彩られた山間の古刹

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

梅雨といえば雨、雨に映える花といえばあじさいですね。と言うわけで、今回は富士川町で「あじさい寺」とも呼ばれる日蓮宗の古刹「小室山 妙法寺」に出かけてきました。

県道42号鰍沢警察入口交差点から南へ約90m。鰍沢歩道橋を目印に県道420号を西に進みます。以前ご紹介した「大法師公園」と「ダイヤモンド富士」も同じ場所から進んでいきます。

5分ほど進むと小室地区の入口。大きな看板がありますので見落とす心配は少ないと思います。

立派な総門。妙法寺は日蓮宗の古刹なだけあって、今でこそ寂れた感はありますが、往時は栄えた門前町であったと思われます。

参道の脇には駐車場と公衆トイレがあります。ありがたい存在です。ここに車を止めて坂道を頑張って上るのも有りかと思いますが、仕事でお疲れの筆者はパス。

坂の上に立派な三門が見えてきます。

写真を撮り忘れましたが、お寺の前に10〜15台程度の駐車場があります。普段はこちらに車を止められて参拝・散策されるのが良いでしょう。毎年今の時期にあじさい祭りが開催されていますが、コロナ禍及び2021年に大規模な剪定作業を行なったため、しばらく中断されていました。今年は久々に「あじさい鑑賞ウィーク」として規模をやや縮小して実施されるようです。

色とりどりのあじさい。境内には1万株のあじさいが植っているそうです。

種類が多くて調べる気力も起きません(単なる怠慢です)

ガクの周りが白く縁取られていて、とても綺麗な品種ですね。

本堂は昭和になって焼失してしまったので新しい建物になっています。

三門を裏手から眺める。ここのあじさいはこれからっぽい。

三門の下から小室の地区を眺める。

富士山も見えていました。こうして眺めていると往時の賑わいに想いを馳せることができます。

小室地区には妙法寺だけでなく、地元の皆さんの生活の場にもあじさいが植っています。綺麗に管理されているのがとても好印象で、地域ぐるみであじさいを大切にしていることが伝わってきます。

斜面を利用して植えています
斜面を利用して植えています

お寺だけ見て帰るのはもったいないですよ。地区内を少し歩いてみるのもオススメです。

今回は右へ
今回は右へ

素直に帰るのが惜しい筆者は、少し捻くれたコースで帰ります。妙法寺裏手の林道を進んで、以前ご紹介した「スナンタ製作所」がある砂垈地区を経由して市街地へ下りていきます。交差点を左に進むと「八雲池公園」「大柳川渓谷」へとつながります。

砂垈地区にもあじさいが綺麗に咲いていました。このような光景って実に日本らしくて素敵だと思います。

富士川町役場HPより
富士川町役場HPより

小室山妙法寺では、6月24日(土)から6月30日(金)までの間「あじさい鑑賞ウィーク」が開催されます。期間中は各種催し事や出店があって賑わいます。筆者が紹介した道順や駐車場が利用できない場合があります。その際は交通誘導の方の指示に従ってください。決して広くない地域なので、各自がルールとマナーを守って行動されることをお願いいたします。

【小室山 妙法寺】
場所:山梨県南巨摩郡富士川町小室3063
駐車場:あり
拝観料:無料
妙法寺公式HP
【あじさい鑑賞ウィーク】
期間:6月24日(土)〜6月30日(金)
拝観料:期間中300円(あじさいの育成・管理の為)
駐車場:あり(臨時駐車場あり)
問合せ:山梨県南巨摩郡富士川町天神中條1134
    富士川町役場 産業振興課 商工観光担当 0556-22-7202
富士川町役場HP

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市と富士川町の皆さんが「出かけたい」と思えるような記事をお届けできるように頑張ります。

おがわひでいちの最近の記事