【富士川町】過疎集落でアート?長閑な空間でアートな時間
今回は、過去記事でもご紹介しました「富士山芸術祭2022」の会場の一つ、富士川町の砂垈地区の会場へお邪魔してきました。
他の地域も回りたいところですが、とても回りきれないのが残念。これだけクオリティの高い芸術祭なので、地元の方々に是非知っていただきたいと思って記事にしました。
ただ、富士川町でも砂垈(すなんた・すなぬた)地区は空き家率70%の過疎集落。街中からの道中は完全に山道。全線舗装されてはいますが、初めての方は行き着くか心配になるような場所が会場になります。幸いにもナビで会場の「スナンタ製作所」を検索すれば案内されるはずです。会期中はのぼり旗が立ち、スタッフに駐車場案内をしていただけるので大丈夫。
古民家を利用したギャラリー。場所は山奥ですが、筆者が到着した頃には既に他の来場者もいて結構賑わっていました。
縁側が入り口。外から見ても良さげな空間が広がっています。
使い古された文句ですが、木の温もりが伝わってきそうな椅子。
鳥でしょうか?
この繊細な作品よ。
床に作品直置き。
時計の数々。筆者が今年の3〜6月に市川三郷町で写真の個展をした際、以前に同じ会場で個展をされていたらしく、ギャラリーにスナンタさんの時計が飾っていました。
フォトフレーム?
今回は「スナンタ製作所」と「イトウタカシ木工房」の共同展で、屋内外での展示になります。屋外ではイトウタカシ氏が作品の案内をされていました。今回、スナンタ製作所の若林克友氏は諸事情によりご紹介叶いませんでした。
作品には物語があって、いただいたプリントを見ながら作品を鑑賞してまわりました。
色々な作家さんの作品を見させていただく機会が増えましたが、どうやったらその発想、作品に行き着くのか?人それぞれで当たり前なんだけれども、それが形になって表現できる作家さん達って凄いなと思います。
不安な感じを抱かせる作品だけど印象深い。
順路を辿ると屋内にも作品があります。
不安とか希望とか、混沌とした感覚になりました。
過疎の進む山野集落で開催される作品展。この景色、ミスマッチなようであり何故か馴染んでいるようにも思える。
外ではワークショップも催されていました。フォトフレーム作りだったようです。次は19日の最終日に予定されているようです(要予約で予約は芸術祭HPから)
案内いただいて工房内の見学もさせていただきました。こういった場所ってワクワク興奮しませんか?(筆者主観)
会場では、武川米のおにぎりとおでん、コーヒーのおもてなしがあって嬉しかった。
こちらは富士山芸術祭の会場の一つですが、前に伺った小嶋氏の写真展も富士川町。同じ町内で、これだけクオリティが高い展示を無料で見ることができるなんて、地元の人は見に行かないともったいないと思います。古い建物と空間を上手く使った、長閑な山間の集落ならではの演出。紅葉も綺麗でドライブがてら会場を覗いてみてはいかがでしょうか?
【スナンタ製作所】
若林克友・若林美緒
住所:山梨県富士川町小室4472(会場はこちら)
会期:11月12日(土)〜11月19日(土)
時間:10:00〜16:00(会期中)
電話:固定 0556-22-0676 携帯 090-2255-0639
公式HP
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【富士山芸術祭2022】
主催:富士山芸術祭2022 実行委員会
問い合わせ:080-5062-8796(担当 泉)
公式HP(ワークショップの予約はこちらから)