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電気代を減らしたい、でも生乾き臭はイヤ!梅雨に真似してほしい、コスパのいい部屋干し術

平島利恵洗濯研究家
梅雨の季節の”乾かないストレス”を解消しませんか?

雨の日の洗濯は、「乾かない」、そして「臭い」にお悩みの方も多いのではないでしょうか?

部屋干しの生乾き臭を抑えるため、エアコンや浴室乾燥などを活用したい…でも、電気代も気になる!という方に、この梅雨に役立つ、なるべく少ないコストで生乾き臭を防ぐコツを紹介します。

5時間以内に乾けば生乾き臭は予防できる

部屋干しで洗濯物から生乾き臭がするのは、洋服に残った雑菌が繁殖することが原因です。雑菌そのものが臭いのではなく、長時間濡れた状態が続くことで、衣類に残った汚れをエサに雑菌が繁殖します。

この菌は5時間以上濡れた状態が続くと、爆発的に増えるといわれているので、その前にしっかり乾かすことが大切です。

早く乾かすための3つのコツ

脱水時間を長くする

部屋干しの日は、いつもよりも脱水時間を長くし、衣類に残る水分量を減らしましょう。ただし、脱水時間が長いほど洋服への負担が増え、シワになりやすくなるので、おしゃれ着は注意が必要です。

衣類同士の間隔を空ける

洋服を干す際は、風の通り道を作るように干しましょう。衣類同士の間隔はこぶし1つ分、”早く乾くハンガー”を活用するのも◎

風を当てながら乾かす

一番効率的に乾くのはエアコンの除湿です。エアコンの風が当たる部屋の真ん中に干し、反対側から扇風機やサーキュレータ―で風を当てるとより早く乾きます。

洗濯物をカーテンレールに干すのは絶対にやめましょう!窓辺は湿度が高く、カーテンには黒カビが生えていることもあります。

コスパよく乾かすなら浴室換気×扇風機

エアコン・衣類乾燥機・浴室乾燥など、便利な家電は沢山ありますが、梅雨時期に毎日使うとなると電気代やガス代が心配…という方も多いと思います。そんな時は、浴室換気×扇風機(サーキュレーター)がおすすめです。

扇風機の電気代は1時間で1円以下

浴室の換気扇は24時間換気をしても、月の電気代が400円程と安いのが特長です。ガスを使った浴室乾燥は1時間の運転コストが約45~60円程なのに対し、扇風機・サーキュレーターなら1時間の運転コストが1円以下。コスパよく洗濯物を乾かしたい方は、扇風機・サーキュレーターを併用しましょう!

洗濯物で風を遮らないように

サーキュレーターは床から天井に向かって、扇風機は下から上に向かって風を当てます。首を振り、風が洗濯物全体に当たるようにしましょう。タオルなどで風の通り道を遮らないようにし、洗濯物の間を風が通り抜けるようにしましょう。

もっと詳しく知りたい方は、動画もご覧ください。

梅雨の季節は、電気代の心配をせず、部屋干し臭を予防しましょう!

臭いの元となる菌を減らす洗濯テクニックは「室内干しでも臭わせない!洗剤を変える前に見直してほしい3つのこと」をご覧ください。

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洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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