天皇陛下がご観覧される競馬を天覧競馬と呼ぶ。

　2023年の天皇賞(秋)は令和初の天覧競馬になる。

　平成時代、2005年(平成17年)に行われた第132回天皇賞(秋)は天皇皇后両陛下がご観覧され、戦後初の天覧競馬となった。副題は「エンペラーズカップ100年記念」。2012年(平成24年)に行われた第146回天皇賞(秋)も天皇皇后両陛下が観覧された。副題は「近代競馬150周年記念」。

◆戦後の天覧競馬での優勝馬

2005年 天皇賞(秋) 優勝馬 ヘヴンリーロマンス (2着 ゼンノロブロイ)

2012年 天皇賞(秋) 優勝馬 エイシンフラッシュ (2着 フェノーメノ)　

　また、皇族方がご観覧される競馬を台覧競馬と呼ぶ。　

　1987年(昭和62年)に行われた第96回天皇賞(秋)は皇太子明仁殿下、美智子妃殿下がご観覧された。

　2007年(平成19年)の第74回日本ダービー、2014年(平成26年)の第81回日本ダービーは皇太子徳仁殿下がご観覧された。

　皇太子時代を含め、天皇陛下が天皇賞(秋)をご観覧されるのは初めてとなる。

◆戦後の台覧競馬での優勝馬

1987年 天皇賞(秋) 優勝馬 ニッポーテイオー (2着 レジェンドテイオー)

2007年 日本ダービー 優勝馬 ウオッカ (2着 アサクサキングス)

2014年 日本ダービー 優勝馬 ワンアンドオンリー (2着 イスラボニータ)

▼2023年、天皇賞(秋)は天皇陛下がご臨席

▼2005年、副題「エンペラーズカップ１００年記念」で行われた天皇賞(秋)の記録

▼2012年「近代競馬150周年」記念事業の一環で東京競馬場にて開催された東日本伝統馬事芸能および天皇賞(秋)の一日の記録

　なお、29日の天皇賞(秋)当日はセキュリティ強化のため、全ての来場者を対象に手荷物検査が実施される。入場は事前にインターネットで指定席・入場券を購入した人に限られる。東京競馬場周辺は大幅な交通規制等が見込まれるため、JRAは公共交通機関での来場を呼び掛けている。

　また、東京競馬場内のJRA競馬博物館の開館時間は15時半から17時までに変更されているのでご注意いただきたい。

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