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ドジャースの14年連続勝ち越しは歴代何番目の長さなのか

宇根夏樹ベースボール・ライター
ウィル・スミス(左)とエバン・フィリップス Aug 31, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月31日、ロサンゼルス・ドジャースは、8対6でアリゾナ・ダイヤモンドバックスを下した。レギュラーシーズンの162試合中136試合を終え、82勝54敗。両リーグ一番乗りで、今シーズンの勝ち越しを決めた。

 ドジャースが勝ち越せなかったシーズンは、80勝82敗の2010年が最後だ。14シーズン連続勝ち越しは、ブルックリン時代の1945~57年に記録した13シーズン連続勝ち越しを上回り、ドジャースの新記録となった。ブルックリンからロサンゼルスへ移転した1958年以降では、1969~78年の10シーズン連続勝ち越しが、現在のストリークに次ぐ。

 ナ・リーグとア・リーグにおける、15シーズン以上の連続勝ち越しは、以下のとおり。

筆者作成
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 現在のドジャースのストリークは、歴代10位タイに位置する。1998~2011年のボストン・レッドソックスなどと並んでいて、継続中では2番目に長い。1993年から31シーズン連続勝ち越し中のニューヨーク・ヤンキースは、32シーズン連続となるだろう。今シーズンは、勝ち越しまで3勝に迫っている。

 2011年以降、ドジャースがポストシーズンへ進めなかったのは、2011~12年の2シーズンだけだ。2017~18年と2020年は、ワールドシリーズに進出。2020年は、4勝2敗でタンパベイ・レイズを破り、1988年以来となるワールドシリーズ優勝を飾った。

 昨シーズンが終わった時点で、ヤンキースとドジャースの他に、5シーズン以上の連続勝ち越しを継続しているのは、アトランタ・ブレーブスとタンパベイ・レイズの2チームだ。どちらも、2018年から6シーズン続けて勝ち越している。今シーズン、ブレーブスはこのストリークを伸ばしそうだが、レイズは微妙なところ。8月31日の時点で、67勝68敗だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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