「育休明けが不安…!」復職前に知っておきたい3つの壁と対処法
まもなく4月。この春から新生活を迎える方は、ドキドキしている頃かもしれませんね。
特に育休明けで復職が控えている方は
・どうやって朝と夜だけで家事をこなすんだろう?
・浦島太郎状態で、本当に働けるのだろうか…
・昼は仕事、朝晩は子供の相手でヘトヘトになるのではないか?
・子どもは保育園に馴染めるだろうか…
などなど、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では実際の復職経験をもとに、乳幼児睡眠の専門家としての知識も交えながら、復職後の3つの壁と対策について解説をしていきます。
壁① キャリアの壁
復職後は時短勤務をされる方も多いですね。仮にフルタイムで復帰したとしても、本当にフルタイム出社できるとは限りません。
子どもはすぐに熱を出しますし、昨今のような状況だと保育園が休園に…ということだって十分にあり得ます。
そうなると、会社側としては限られた時間の中でこなせる範囲の業務のみが任せられるような状態になります。
過去の私の場合は、緊急対応が発生するような案件は誰かとペアで(時間外の作業はペアの方にお願い)、早朝や深夜作業が発生するような業務は担当から外される、というような形でした。
業種にもよるとは思いますが、会社側からは「使いづらい」と認識されてしまうことも少なからずあり、勤続10年以上になるにも関わらず「お手伝い係」のような立ち位置になってしまうことが多くありました。
休むたびに同僚に「申し訳ない」と思いながら働くのは心理的負担でもあります。
「仕方なし!だって仕事に代わりはいても母の代わりはいない!」と思い切って割り切る、もしくは働き方を変えるという選択肢も視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
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ちなみに、この4月から男性育休に関する法改正が行われます。
ママが復帰して、パパが育休…というパターンも視野に入れられるようになるので、制度改正について詳しく知っておくのも大切です。
壁② 保育園の壁
保育園がスタートすると、初めてママやパパと離れて長く過ごすことになるお子さんも多いでしょう。
どうしても最初の頃はギャン泣きしてしまうことが多いのも事実。
保育園に行って先生に子どもを受け渡す際にギャン泣きされると、ママやパパは後ろ髪引かれる思いになってしまうこともあるでしょう。
私自身、娘が泣き続けていて水も食事もとれないと何度も電話で呼び出されたので「どうしてこんなに泣かせてまで働きに出るんだっけ?」と後悔して涙することも度々ありました。
しかし、子どもは適応力の塊。遅かれ早かれ、必ず慣れていきます。
離れている間、親がシクシクしていても、元気にニコニコ過ごしていても、お子さんにとっての状況はなにも変わりません。
ならば、元気にニコニコありがたく時間を使わせていただいて、笑顔でお迎えに行く方が良いのでは?そんなふうに考えを変えると、少しラクになりました。
壁③ 睡眠不足の壁
夜泣きや夜間授乳などの対応が残ったままの復職となると、昼は働いて疲れているのに夜もしっかり眠れず、睡眠不足でフラフラしてしまうことも考えられます。
日中元気で過ごすためにも、夜泣き問題は解決しておきたい課題です。
もしも、それまで夜泣きがなかったのに入園とともに泣き始めてしまったのであれば、それはメンタルの乱れによる泣きの可能性が考えられます。ママやパパと離れる時間が急に長くなり、知らない環境で知らない先生と過ごすことに不安を覚えているのでしょう。
これについては園に慣れてくると元通りになりますのでご安心を!先生も信頼できる人なんだ!と安心できるようになれば、自然におさまってきますよ。
一方で、入園前からずっと夜泣きしていたり、入園後に極端にお昼寝が減ってしまったケースなどは要注意です。
以下のような夜泣きの原因に当てはまるものがないか、見直してみると良いでしょう。
[ 主な夜泣きの原因 ]
・日中の睡眠不足(お昼寝が足りない)
・最後のお昼寝から就寝までの時間が長すぎる(疲れすぎ)
・部屋の中に光っているものがあって気になる
・周りの音が気になる
・部屋や服装が暑い/寒い
・添い乳や授乳寝落ち、抱っこでなければ寝られないなどクセがある
入園前の夜泣き対策については下記の動画でも解説をしているので、参考までにご覧ください。
「復職後の生活、どうなっちゃうの?」と不安に感じられる方も多いかもしれませんが、課題を1つ1つ洗い出して、解決法を見出していくことが解決のために最も大切なことです。
パニックにならず、ぜひ1つ1つ洗い出して対処して行ってみてくださいね。
この春からの新生活、応援しています!!
乳幼児睡眠コンサルタント ねんねママ
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