子どもの自己肯定感を下げる原因は親!我が子の自己肯定感を上げるなら、まずは” 親の自己肯定感 ”から
こんにちは!さっこせんせいです!
子育てするうえで、『自己肯定感』という言葉は誰もが耳にしたことのある言葉ではないでしょうか?「子どもの自己肯定感を高める方法」「子どもの自己肯定感を上げる親の関わり方」など、子どもの自己肯定感を高めるために、親として色々と調べた経験はありませんか?(私もその一人です…!)
でも実はそこには落とし穴が!子どもの自己肯定感を高めるためには、なにより私たち親の自己肯定感が重要になってくるのです!ここを理解せずに、子どもの自己肯定感を高めることは無理だと言っても過言ではありません!
あなたのお子さんに自己肯定感を身につけさせてあげるためにも、まずはここで『親の自己肯定感』について一緒に考えていきましょう!
日本の子どもの自己肯定感は他国に比べて著しく低い
日本の子どもたちの自己肯定感が、他の国の子どもたちと比べると著しく低いことを知っていますか?内閣府で発表されている子どもの《自己肯定感》に関する意識調査では、『諸外国と比べて自己を肯定的にとらえている者の割合が低い』という結果が出ています。
日本人の子どもの自己肯定感が低いのには様々な原因があげられています。
・まじめで従順であることが理想とされた日本の教育
・みんなと同じことが正しい・一緒が安心な友達関係
・ダメ!と禁止や抑制が多くなりがちな子育て
・自己を肯定することは恥ずかしいとされる人間関係
etc.
これらを聞くだけでも、なんとなく自己肯定感が低くなる理由がわかりますよね…。しかし、実はなによりも子どもの自己肯定感を左右しているのは、私たち”親の自己肯定感”であるということに気が付いている人は、どのくらいいるでしょうか?自己肯定感の高い子どもに育って欲しいと願うのならば、、まずは自分自身の自己肯定感を見つめ直す必要があるのです!
親の自己肯定感の低さが子どもの自己肯定感を低くする
あなたは自己肯定感が高いですか?「はい!」と即答できる人はもしかしたら少ないかもしれません。なぜなら、日本の子どもの自己肯定感の低さは、親の自己肯定感の低さが関係していると言われているからです。
なぜ、親の自己肯定感の低さが関係するのでしょうか。
①子どもの脳は6歳までに90%完成する
子どもの脳の性質や特性は、6歳までにそのほとんどが完成すると言われています。では、6歳までに子どもたちが一番多く関わり、たくさんの影響を与えられるのは誰でしょうか?それは、私たち親です。
6歳までの親の関わり方は、子どもの将来を左右します。そんな大切な時期に、自己肯定感の低い親と関わった子どもの自己肯定感が、高くなるはずもないのです。
②人間は自分自身にかける言葉を相手にもかけやすい
あなたが何か失敗をした時、自分自身にどんな言葉をかけますか?自己肯定感の高い人なら「失敗しても大丈夫!」「またやり直せばいい」など、こんな言葉をかけるかもしれません。
しかし、ほとんどの人は「なんで失敗したんだろう!」「最悪!」といったように、自分に対して否定的な言葉をかけやすい傾向があります。そしてそれは自分だけでなく、相手にも同じ言葉をかけやすいとも言われています。それは特に身近な存在に対してです。
自分が失敗した時に「なんで失敗なんかしちゃったんだろう!」と考えてしまう人は、子どもが失敗した時にも「なんでそんなことしたの!」と言葉をかけやすくなります。
つまり自己肯定感の低い親の口からは、子どもの自己肯定感を下げる言葉が出やすいのです。
③そもそも子どもの自己肯定感は100%
子どもは生まれながらにして自己肯定感100%で成長していきます。怖いものなしで、なんにでも挑戦したりやってみようとして、危なっかしい姿があるのがその証拠です。
私たちは『子どもの自己肯定感を高めること』にフォーカスしがちなのですが、実は『子どもの自己肯定感を下げない』ことがなにより大切なのです。子どもの自己肯定感を下げるのは紛れもなく私たち親の関わり方です。
ですから、子どもと蜜に関わり影響力のある私たち親の自己肯定感が高いことが、なによりも重要になってくるのです。
親の自己肯定感の高め方
人間の脳は、自分のできている部分よりも、できていない部分に注目する特徴があります。(生き抜くために備わった機能です)
つまり私たちは無意識に自分のダメな部分ばかりに目がいってしまうようにできているのです。子育てにおいても仕事においても、頑張っている部分がたくさんあるにもかかわらず、そこよりも失敗したことやできなかった部分にばかり目がいって落ち込んでしまうのです。
この特性を頭に入れて、私たちがするべきことは
【意識的に自分の頑張りを認めること】
自分の頑張っている部分やできていることに、無理やりにでも意識を向けることです!
「今日子どもに怒りすぎちゃった…」と落ち込んだ時は、それまでの自分の頑張りを見つけてください!1日中子どもと一緒にいて、午前中は外に連れ出し、昼寝は1時間以上抱っこしていた。その頑張りを忘れていませんか?それだけの頑張りがあったら、怒ってしまうのも無理ありません。
仕事の会議で大事なプレゼンがあった。遅くまで仕事が終わらず、お迎え時間ギリギリで走って保育園に迎えに行った。その頑張りに目を向けてあげられてますか?
先ほども言いましたが、人間は自分のダメな部分にどうしても目がいってしまいます。ですから、意識して自分のいいところを自分に教えてあげる必要があるんです!
まとめ
ぜひ今日から、夜寝るときに【1日の中で自分が頑張ったこと】を振り返る習慣をつけていきませんか?私は今まで、「保育経験があるのに自分の子育てに自信がもてない」と悲観的になることが多く、夜寝るときにはいつも1日の反省会でした。
しかし、1日を反省するのではなく、自分の1日の頑張りを見つける時間にするようにしたところ、自分を肯定的に見られるようになり、自分にだけでなく子どもに対しても肯定的なまなざしを向けられるようになりました。たったこれだけのことですが、子育てや家事、仕事に追われる私たち親には、とても大切で必要なことです。
子どもの自己肯定感を下げないために、そして自分自身の自己肯定感を高めるために、ぜひ今日から始めてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!