子育てをする上で捨てたほうがいい思考5選
こんにちは、チャイルドコーチングアドバイザーのピッグママです。
これまでは、お子さんとの関わり方についてのコツなどを紹介することが多かったですが、
今回のテーマは『パパママの自己基盤を整えよう!』
子育てする上で時間や心に余裕がないと、家族にやさしく接することはなかなか難しいですよね。
親御さんが気持ちに余裕を持ち、ブレない自分軸を作るために、子育てする上で実際に捨てたら楽になった考えを5つご紹介します。
1.こちらが意図する答えに導こうとする
子育てをする上で、SNSやインターネットで様々な情報を得ることがあると思います。また、自分が苦労したから、子どもには苦労させたくないと熱心に教育したり、何か才能を開花させてあげたいと思うことは、親なら誰しも一度はあることでしょう。
しかし、こちらが意図する答えに導くことは、本当にお子さんのためになることでしょうか?そもそも子育ては、上手くいかないことがほとんどではないでしょうか。
こちらが思うように相手をコントロールするのではなく、「自分で考えられる」とお子さんを信じてあげることが大切なのではないでしょうか。
自分の子には、「無限の可能性と目標を達成する力がある」と無条件の信頼と尊重の気持ちを持っていれば、適切に関わり続けることができます。
2.厳しくしないと成長しない
あなたには、上の画像の女性はどのように見えていますか?恐らく、多くの方は「厳しくしないと」という言葉を見た後なので、厳しいおばあさんを想像したかと思います。
日本では特に、「人に迷惑をかけないように、ちゃんとしなさい」と教えられることが多かったですよね。そのおかげか、日本人は「マナーがいい」「思いやりがある」などと認められてきたいい部分もありますが。
しかし、厳しくしないと成長しないと親御さんが思っている限り、親御さん自身も自分に対して厳しくし続けないといけなくなり、疲れてしまうでしょう。
子どもは、心から「やってみたい!」という動機があれば、勝手に動き始めます。その気持ちを引き出すのが周りの大人の役目なのです。
厳しい言い方や態度によって仮に子どもが変わったとしても、それは言われた通りに体を動かしているだけで、心が動いているわけではありません。内側にある動機を引き出すのに必要なのは、相手に対する尊重と信頼ではないでしょうか。
3.正しいやり方はひとつしかない
日本は「詰め込み教育」なんて言われているのをご存知でしょうか。学力テストのために勉強する。テストというのは、必ず正解がありますよね。「教わった通りの正しいやり方でやらないと結果が出ない」と思いがちです。
しかし、多様性の考えが広まった社会では、答えは一つではないのです。むしろ、答えがないことのほうが多いかもしれません。
子育ても同じです。正解はありません。ただ、子どもの自立というゴールはあります。
そのゴールに向かって、子どもの個性に合わせた向き合い方を考えていけばよいのです。この前上手くいったからといって、それが毎回上手くいくとは限りません。試行錯誤しながら、親も一緒に成長していけばいいのです。
4.うまくいかないのは「誰かのせい」
私たちは、何か問題があったときに、必ずその責任の所存を確かめたくなる言わば性質みたいなものを持っていると思います。
もちろん、悪いことをしたら責任を取るのは当たり前のことかもしれません。原因を究明しないことには、改善もできませんから。
しかし、目標を達成する上で、環境や人のせいにしていては、何も解決しないですよね。だからといって、必要以上に自分を追い込む必要もありません。その環境下の中で、自分はどうするか?ということを考えていけばよいのです。
「誰しも可能性を持っている」という考えを持って、適切に関わっていけるとよいですね。
5.問題を解決してあげないといけない
お子さんが問題を抱えていたら、「自分が解決してあげないと」と思うことは、親なら誰しも経験あることと思います。自分の子どもが挫折する姿は、見たくないですよね。
しかし、子どもの成長を考えたら「自分が解決してあげなくては」というヘルプの考えは、手放したほうがよいかもしれません。やっぱり成長するには、厳しくしないとダメってこと?と思われるかもしれませんが、それは違います。「子どもは自分で解決できる」それをサポートしようという気持ちを持つことが大切だと思います。
サポートの考えが持てれば、落ち着いて子どもの話を聴けるようになり、前進していきます。「子どもの考えをもっと知りたい」と意識を向けて、話を聴きましょう。
さいごに
子育てをする上で、親御さんの『あり方』がとても大事になってきます。
- 子どもに無条件の信頼と尊重の気持ちを持つ
- 子どもが努力してきたことを尊重し、対等な対話を
なんか会話が上手くいかない、どう接すればいいかよくわからないときは、この2つのことを意識してみてください。
「子どもが毎日無事に帰ってくれば、それでよし!」ぐらいのスタンスでいたほうが、子育ても楽に感じるかもしれません。
子どものことだけでなく、自分のことも認めてみましょう!