この選手の5試合連続ホームランはどの試合も違う打順。1番、8番、9番、6番、5番。次の打順は…
クリストファー・モレル(シカゴ・カブス)は、5月9日のシーズン初出場から、12試合に出場し、9本のホームランを打っている。
MLB.comのサラ・ラングスによると、1900年以降、シーズン最初の12試合(出場試合)で9本塁打は、史上2番目の本数。1976年に11本塁打のマイク・シュミットに次ぎ、1997年のラリー・ウォーカーと2001年のルイス・ゴンザレスに並ぶという。
モレルがそれぞれの試合で打ったホームランの本数は、1本、0本、1本、0本、1本、1本、0本、1本、1本、1本、1本、1本だ。シーズン5本目以降は、5試合連続ホームラン。5月23日の試合を終えた時点で、このストリークは継続している。
さらに長く、6試合以上続けてホームランを打った選手は、延べ30人以上を数える。1956年のデール・ロング、1987年のドン・マッティングリー、1993年のケン・グリフィーJr.による8試合連続ホームランが最も長く、彼らに次ぐ7試合連続ホームランは、6人が記録している。直近の2人は、2021年のジョーイ・ボトー(シンシナティ・レッズ)と2022年のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
ただ、オプタ・スタッツは、すべて違う打順で5試合連続ホームランはモレルが史上初、と謳っている。モレルのここ5試合の打順は、5月17日が1番、19日が8番、20日が9番、21日が6番、23日は5番だ。ちなみに、ポジション(先発時)は、最初の3試合がセンターで、その後の2試合はDHを務めている。
このストリークを意識しているわけではないだろうが、デビッド・ロス監督は、5月24日の試合に、モレルを「7番・DH」として起用する。モレルがホームランを打てば、どの試合も違う打順で6試合連続ホームラン、となる。対戦する先発投手は、千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)だ。
11試合に出場した時点のモレルについては、こちらで書いた。